【なぜ】チョコプラ松尾のSNS批判で炎上理由は何?過去の炎上内容まとめ

【なぜ】チョコプラ松尾のSNS批判で炎上理由は何?過去の炎上内容まとめ

お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の松尾駿がSNSの利用に関して自身の考えを述べたことで、大規模な炎上騒動に発展しました。

多くの人が「がっかりした」「何様なんだ」と強い反発を示したのはなぜなのでしょうか。

チョコプラ松尾のSNS批判による炎上騒動の概要

今回の炎上騒動の発端は、お笑いコンビ「アインシュタイン」の稲田直樹さんのSNSアカウントが乗っ取り被害に遭ったというニュースを、自身の番組で取り上げたことでした。

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この出来事をきっかけに、松尾駿さんはネット上の誹謗中傷問題に対する持論を展開し始め、これが騒動の直接的な引き金となります。

松尾駿さんは、ネット上の誹謗中傷問題への解決策として、以前から提唱しているという自身の考えを次のように述べました。

「俺がずっと提唱している、誹謗中傷に関してだけど、芸能人とかアスリートとか、そういう人以外、SNSをやるなって。そんなもんは」

この時点でも十分に物議を醸す内容ですが、松尾駿さんの発言はさらに続きます。

相方の長田庄平さんが「有名人だけでやってたら、流行なんて生まれない」と穏やかに反論したのに対し、それを遮るようにして、一般のSNS利用者に向けてより強い言葉を重ねたのです。

「素人が何発信してんだ」 「何を一丁前に意見しようとしてるんだ」

これらの発言がX(旧Twitter)などのSNSで拡散されると、瞬く間に批判の嵐が巻き起こりました。「一般人を見下している」といった強い不快感を示す声が多数上がり、一大炎上騒動へと発展しました。

松尾駿さんとしては、著名人が直面する誹謗中傷という深刻な問題への対策を提示したつもりだったのかもしれません。しかし、その方法があまりにも極端で、多くの人々を傷つける形であったことが、騒動を大きくする原因となってしまいました。

チョコプラ松尾の炎上の理由は何?

松尾駿さんが一般のSNS利用者を「素人」という言葉で一括りにして、その人々の活動や意見表明の価値を根本から否定するかのような発言をしたことです。この発言が、なぜこれほどまでに強い反発を招いたのか、その理由は主に4つの点に集約されます。

第一の理由は、「素人」という言葉の選択にあります。この言葉は単に専門家ではないという意味だけでなく、文脈によっては「取るに足らない者」といった軽蔑的なニュアンスを含みます。「素人が何発信してんだ」という発言は、多くの人々にとって、芸能人と一般人の間に明確な身分差を設け、見下されたかのような感覚を抱かせるものでした。

第二に、現代のSNSが持つ多様な価値を無視した点です。人々はSNSを、子どもの成長記録の共有や、旅行の思い出、社会問題への意見表明など、人生における様々な目的で利用しています。松尾駿さんの発言は、こうした個人のささやかな、しかし大切な自己表現の営みすべてを「価値のないもの」と断じているように受け取られました。

第三に、ファンや視聴者という存在を軽んじていると見なされたことです。芸能人の活動は、番組を視聴し、応援してくれる多くの一般の人々、つまり松尾駿さんが言うところの「素人」の存在によって支えられています。その支えてくれる人々に対して「発信するな」と突き放すような態度は、自らの活動基盤を裏切る行為だと捉えられても仕方がありませんでした。

そして第四に、松尾駿さんのような著名人という立場からの発言が、社会に存在する不公平感や不満を刺激したことも理由として挙げられます。特権的な立場にいると見なされる人物からの見下したような発言は、多くの人々が日頃から感じている「上からの目線」に対する怒りの感情に火をつけ、騒動をさらに大きなものへと発展させたと考えられます。

チョコプラ松尾の過去の炎上歴とSNSに対する価値観

今回の炎上は、単なる突発的な失言だったのでしょうか。実は、松尾駿さんの過去の言動を振り返ると、今回の騒動の背景には、松尾駿さん自身が持つ一貫した価値観が存在することが見えてきます。

多くの人が記憶している物議を醸した行動の一つに、人気番組『run for money 逃走中』での「自首」という選択があります。2020年の放送回で、松尾駿さんはゲーム終盤に自首を選び、55万円以上の賞金を獲得しました。

この行動はルール上認められていますが、一部から批判の声が上がりました。しかし、この時共演していた元プロ野球選手の新庄剛志さんが松尾駿さんを擁護するコメントを発したことで、批判は沈静化しました。この経験は、松尾駿さんにとって、物議を醸す行動をとっても、世論次第で乗り越えられるという学習機会になった可能性があります。

また、松尾駿さんのSNSに対する独特の価値観は、以前から表明されていました。2022年に自身のYouTubeチャンネルで、先輩芸人である「しずる」の村上純さんのSNS活用法について、「『来てください!』とあまりにも言いすぎると、『あんまり(人気が)なのかな?』という風に見えてしまう」「唯一SNSやってて損してる人」と分析しています。

この発言からは、松尾駿さんがSNSをコミュニケーションの場ではなく、自身のブランド価値を管理するための実利的な「損得勘定」で見ていることがうかがえます。このビジネスライクな視点を一般の人々のSNS利用に当てはめた結果が、今回の「素人が何発信してんだ」という発言に繋がったと考えることができます。

一方で、こうした挑発的なイメージとは異なり、松尾駿さんの素顔は非常に優しい人物であるとも言われています。後輩である「霜降り明星」のせいやさんは、松尾駿さんのことを「めちゃくちゃ優しい」と絶賛しており、家庭を大切にする二児の父親としての一面も持っています。

この大きなギャップは、内気な性格だったという松尾駿さんが、厳しいお笑いの世界で生き抜くために、あえて攻撃的な「キャラクター」を演じている可能性を示唆しています。

しかし今回は、そのキャラクターとしての発言が、多くの人々にとって許容しがたい本音として受け止められてしまったのかもしれません。

まとめ

チョコレートプラネットの松尾駿さんのSNS批判を巡る炎上の理由は、単なる言葉選びのミスではなく、松尾駿さん自身が持つSNSへの実利的な価値観と、一般の利用者への敬意を欠いた表現が重なり合った結果、引き起こされた必然的な出来事だったと言えるでしょう。

発言の根底には、自身も標的になりうるネット上の誹謗中傷への危機感があったことは確かですが、その解決策があまりにも極端でした。

この一件は、私たちにいくつかの重要な課題を提示しています。SNSの普及によって著名人と大衆の距離が縮まった現代において、影響力を持つ人物は、自らの言葉が社会に与える責任の重さをこれまで以上に意識する必要があります。

同時に、私たち受け手側も、一つの発言だけを切り取って過剰に攻撃するのではなく、その背景にある問題にも目を向け、建設的な議論を心がける姿勢が求められます。

松尾駿さんの炎上騒動は、立場の異なる人々がSNSという広大な空間でどう共存していくべきかという、現代社会が抱える普遍的なテーマを映し出す鏡のような出来事でした。

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