2025年8月、雑誌『女性セブン』が、フジテレビの第三者委員会報告書で「有力番組出演者」とされていた人物が、歌手で俳優の福山雅治さん(56)であったと報じました。
この記事では、そもそもフジテレビがなぜ調査に動いたのか、そして福山雅治さんが70分間の独占取材で何を語ったのか、報道された内容を基に要点をまとめて解説します。
フジテレビ調査のきっかけは「中居正広さんを巡るトラブル」
今回のフジテレビを揺るがす大規模な調査が開始された直接的なきっかけは、タレントの中居正広さん(53)と元女性アナウンサーとの間に生じた深刻なトラブルでした。
この一件は単なる個人的な問題に留まらず、フジテレビの経営陣の対応を含めて、企業のガバナンス(企業統治)そのものが問われる事態へと発展しました。
事態を重く見たフジテレビは、客観的かつ公正な調査を行うため、社外の弁護士らで構成される独立した第三者委員会を設置。
この委員会に与えられた任務は、中居正広さんの事案の事実関係を解明するだけでなく、その背景にある局全体の組織風土、特に報告書で厳しく指摘された「ハラスメントに寛容な」企業体質を徹底的に調査することでした。
その広範な調査の過程で、中居正広さんの件とは別に、長年にわたり繰り返されていたもう一つの「不適切な会合」の存在が明らかになったのです。
調査で発覚した「不適切な会合」と福山雅治さんの関与
第三者委員会の報告書によると、問題となったのは、フジテレビの大多亮元専務取締役が主催していた会合です。
この会合は2005年頃から年に1〜2回の頻度で開かれ、これまでに少なくとも19名の女性アナウンサーが参加していたとされています。
そして、この会合に同席していた「特定の男性有力番組出演者」が、福山雅治さんであったことが『女性セブン』の取材で判明しました。
報道によれば、福山雅治さんは大多亮元専務に対し「新人アナに会いたいですねぇ」といったメッセージを送るなど、会合の開催を求めていたとみられています。
会合に参加した女性アナウンサーからは、福山雅治さんの会話に「いわゆる下ネタ的な性的内容」が含まれており、「不快な思いをした」という証言が上がっていました。
書面での全面否定から一転、70分間の独占告白へ
第三者委員会からの書面調査に対し、福山雅治さんは当初、性的発言の有無について「一切ございません」と全面的に否定していました。
しかし、実名が報道されると一転、『女性セブン』の70分間にわたる対面取材に応じました。その中で福山雅治さんは、報告書を読んで以来、深く悩んでいたことを告白。
次のように胸中を明かしています。
「報告書を読んで、悩み、考え続けておりました。報告書に書かれていることは極めて秘匿性の高い情報で、ぼくが自ら名乗り出て何かを発信することはできません。そして不快な思いをされたかたを特定することは絶対にやってはいけない。では、どうやってお詫びすればいいのか? 悩み、考え続けていた中で、結果的にですが、今回取材依頼を受け、発言の機会を得ることができました」
このインタビューでは、会合の経緯や、不快な思いをさせてしまった女性社員に対する思いなどが詳しく語られたと報じられています。
当初の否定から一転し、自らの言葉で説明責任を果たそうとする姿勢が示されました。
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