2019年のデビュー以来、神社や巫女をコンセプトとした独自の世界観で多くのファンを魅了してきたアイドルグループ「神薙ラビッツ」。
彼女たちが2025年9月21日をもって、約6年半の活動に幕を下ろすことが発表され、ファンに大きな衝撃が走りました。
特に、解散の発表と同時に明かされたメンバーの解雇という事実は、多くの憶測を呼んでいます。
神薙ラビッツが解散した理由の公式発表とは？
神薙ラビッツが解散した公式な理由について説明します。
2025年8月29日、グループの公式X（旧Twitter）アカウントは、2025年9月21日をもってグループを解散することを発表しました。
その理由として、「これまでの活動を振り返り、現状や今後のメンバーそれぞれの未来について何度も話し合いを重ねた結果、解散という決断に至りました」と説明されています。
この発表は、単にグループの解散を告げるだけではありませんでした。同日、二つの重大な発表が同時に行われたことが、今回の事態の深刻さを物語っています。
一つは、リーダーであった綺音（あやね）さんが、かねてより抱えていた持病の悪化と精神的な負担を理由に、同日付けでグループを脱退したことです。
そしてもう一つが、中心メンバーの一人であった璃桜（りお）さんが、「重大な規約違反」が確認されたため、同じく同日付けで解雇処分となったことです。
つまり、神薙ラビッツの解散は、リーダーの綺音さんの脱退と璃桜さんの解雇という二つの出来事が重なり、グループの活動継続が困難になったことが直接的な原因であると公式に示されています。
ファンにとっては、グループの解散、リーダーの脱退、そしてメンバーの解雇という三つの悲しい知らせを一度に受け取ることとなり、その衝撃は計り知れないものがありました。
神薙ラビッツ解散の引き金となった「重大な規約違反」の具体的な内容は何？
神薙ラビッツ解散の直接的な引き金となった、璃桜さんの「重大な規約違反」の具体的な内容については、運営から一切公表されていません。
これは、関係者のプライバシー保護や、さらなる情報の拡散を防ぐための措置と考えられます。しかし、多くのファンが最も知りたい部分であるため、公表されている情報やアイドル業界の慣例から、その内容を推測することは可能です。
一般的に、アイドル業界で「重大な規約違反」として解雇に至るケースの多くは、ファンとの私的な繋がりや恋愛関係が原因とされています。
アイドルの価値は、ファンにとって手の届きそうで届かない、純粋な憧れの対象であるというイメージの上に成り立っている部分が大きく、特定の個人と私的な関係を持つことは、そのイメージを根底から覆し、他のファンの応援する気持ちを裏切る行為と見なされるためです。
神薙ラビッツのコンセプトを考えると、この規約違反が特に深刻な問題となった可能性があります。彼女たちは「神に仕えるうさぎが巫女となって人間界に降りてきた」という、神聖さや清廉さを強く打ち出したコンセプトで活動していました。
巫女という存在は、純粋さや奉仕の象徴です。このようなグループのメンバーがファンと私的な関係を持つという行為は、単なるルール違反に留まらず、グループが6年以上かけて築き上げてきたブランドイメージそのものを破壊しかねない、致命的な行為であったと考えられます。
他のコンセプトのグループであればメンバーの交代で乗り越えられた問題も、神薙ラビッツにとっては、グループの存続を不可能にするほどのダメージとなった可能性は十分に考えられます。
神薙ラビッツの今後の活動を考察
神薙ラビッツは、2025年9月21日の大阪でのライブをもって、その全ての活動を終了します。公式から発表されている解散ライブの予定は二つあります。
一つは2025年9月17日に東京の「GRIT at shibuya」で、そして最終公演となるのが9月21日の大阪「246ライブハウスGABU」です。この二つの公演が、ファンが彼女たちのパフォーマンスを目にすることができる最後の機会となります。
解散後の残されたメンバーの活動については、2025年8月末の時点では具体的な発表はありません。しかし、彼女たちがこれまでアイドルとして培ってきた経験や情熱を胸に、それぞれの新しい道へ進んでいくことが期待されます。
持病の悪化を理由に脱退した綺音さんについては、まずは心身の回復に専念することが最優先となるでしょう。一方で、解雇処分となった璃桜さんは、アイドルとしてのキャリアを最も厳しい形で終えることとなり、今後の芸能活動は極めて困難な状況にあると言わざるを得ません。
ファンにとっては、グループが目指し続けてきた「日本武道館に薙の音の鈴を取り戻す」という物語が未完のまま終わってしまうことは、非常に残念な結果となりました。
しかし、これからはグループとしてではなく、個人として歩み始めるメンバーたちの未来を、静かに応援していくことになるでしょう。
まとめ
この記事では、多くのファンに惜しまれながら解散を発表した神薙ラビッツの解散理由について、詳しく解説しました。公式発表によれば、解散の直接的な理由は、リーダーであった綺音さんの持病による脱退と、メンバーの璃桜さんの「重大な規約違反」による解雇が重なったことです。
特に、璃桜さんの規約違反の具体的な内容は明かされていませんが、グループが大切にしてきた「巫女」という神聖なコンセプトを考えると、ファンとの私的な繋がりなど、そのイメージを著しく損なう行為であった可能性が考えられます。
約6年半にわたり、独自の物語とパフォーマンスで私たちを魅了してくれた神薙ラビッツ。その物語は突然終わりを告げましたが、彼女たちがステージ上で見せてくれた輝きは、ファンの心の中で永遠に生き続けることでしょう。
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