夏の訪れとともに気になるのが、毎月の電気代です。
特に一人暮らしの場合、生活費に占める固定費の割合は大きく、電気代の上昇は家計に直接的な影響を与えます。
まずは、他の人がどれくらい支払っているのか、平均額から見ていきましょう。
一人暮らしの夏の電気代、1ヶ月の平均額は6,771円です
総務省の家計調査によると、2024年の夏(7月〜9月)における一人暮らし世帯の1ヶ月あたりの電気代平均は6,771円でした。
過去のデータを見ると、2023年は5,842円、2022年は6,418円となっており、年々上昇傾向にあることがわかります。在宅時間の増加や猛暑日の増加などが、この傾向に影響していると考えられます。
まずはこの金額を一つの基準として、ご自身の電気代と比較してみてください。
あなたの電気代は高い?月額3,000円台・8,000円台・10,000円超えのケースを比較
平均額はあくまで目安であり、実際の金額はライフスタイルによって大きく異なります。
例えば、月額3,000円台に収まっている場合、日中は外出が多く、家電の使い方も上手である可能性が高いでしょう。これは、節約が非常にうまくできているケースと言えます。
一方で、電気代が月額8,000円や9,000円に達している場合、平均よりも高い水準です。
これは、電化製品の使い方に何らかの問題があるか、非効率な使い方をしているサインかもしれません。もし10,000円を超えているようであれば、早急な対策が必要です。
原因を特定し、効果的な節約術を実践することで、年間数万円単位での支出削減も不可能ではありません。
【要注意】クーラーを1ヶ月つけっぱなしにすると電気代はいくらになる?
「夏は暑いからクーラー(エアコン)をつけっぱなしにしたい」と考える人も多いでしょう。
では、実際に1ヶ月間つけっぱなしにすると、電気代はいくらになるのでしょうか。
仮に、一般的な6畳用のエアコン(消費電力500W程度)を24時間稼働させたとします。
電気料金単価を31円/kWhと仮定して計算すると、1ヶ月(30日)でおよそ11,160円にもなります。
もちろん、これは単純計算であり、エアコンの性能や設定温度、外気温によって変動しますが、つけっぱなしがいかに電気代を押し上げるかがわかります。
冬の電気代(平均1万円)との比較で見る、夏の電気代の特徴
季節によっても電気代は大きく変動します。
総務省の家計調査では、冬(1月〜3月)の電気代平均は9,340円というデータもあり、夏よりも冬の方が高くなる傾向にあります。
この主な理由は、外気温と設定室温の差にあります。
例えば、夏に外気温35℃から室温28℃まで下げるには7℃の差を調整しますが、冬に外気温5℃から室温22℃まで上げるには17℃もの差を調整する必要があります。
この温度差が大きいほど、エアコンは多くの電力を消費するため、冬の電気代が高くなるのです。
また、冬は日照時間が短く、照明をつける時間が長くなることも一因です。
- 1 一人暮らしの夏の電気代、1ヶ月の平均額は6,771円です
- 1.1 あなたの電気代は高い?月額3,000円台・8,000円台・10,000円超えのケースを比較
- 1.2 【要注意】クーラーを1ヶ月つけっぱなしにすると電気代はいくらになる?
- 1.3 冬の電気代(平均1万円)との比較で見る、夏の電気代の特徴
- 2 なぜ?一人暮らしの夏の電気代が「おかしい」ほど高くなる5つの原因
- 3 【最重要】エアコンの電気代を劇的に節約する10の裏ワザ
- 3.1 エアコンの電気代を一番節約する方法は「自動運転」です
- 3.2 「つけっぱなし」と「こまめに消す」はどっちがお得?滞在時間で判断しよう
- 3.3 設定温度は28度を目安に!1度の違いで約13%の節約効果
- 3.4 風向きは「上向きor水平」で、サーキュレーターと併用するのが最強
- 3.5 2週間に1回のフィルター掃除で、年間約990円の節約に
- 3.6 室外機の周りを整理し、日差しを避けるだけで効率アップ
- 3.7 遮光カーテンや断熱シートで窓からの熱をシャットアウト
- 3.8 タイマー機能(おやすみ・おはよう)を使いこなす
- 3.9 日中はすだれやグリーンカーテンを活用する
- 3.10 10年以上前のエアコンなら、省エネモデルへの買い替えが最も効果的
- 4 エアコン以外も!今日からできる電気代の節約術
- 5 【最終手段】今の電気代がまだ高いなら、電力会社のプランを見直そう
- 6 まとめ:無理なく賢く、一人暮らしの夏の電気代を節約しよう
なぜ?一人暮らしの夏の電気代が「おかしい」ほど高くなる5つの原因

平均額を知り、「自分の電気代は高すぎる」と感じた方もいるかもしれません。その原因は、日々の何気ない習慣に隠れていることがほとんどです。
ここでは、夏の電気代が不自然に高騰する主な5つの原因を解説します。
原因のほとんどは「エアコン」の使い方にあり

夏の電気代が高くなる最大の原因は、やはりエアコンです。家庭における夏の電力消費のうち、エアコンが占める割合は34.2%にも上ります。
設定温度を極端に低くしたり、短時間の外出のたびに電源をオンオフしたりする使い方は、多くの電力を無駄に消費します。
特に、電源を入れた直後のフル稼働時が最も電力を消費するため、頻繁なオンオフは逆効果になる場合があります。
また、フィルターの汚れも冷房効率を著しく低下させ、余計な電気代を発生させる大きな原因となります。
冷蔵庫の設置場所や使い方で電気代は変わる

エアコンに次いで電力消費が大きいのが冷蔵庫で、家庭の年間総電力量の約14.2%を占めます。冷蔵庫は24時間365日稼働しているため、その使い方や設置場所が電気代に大きく影響します。
例えば、壁に密着させて設置すると放熱がうまくいかず、冷却効率が落ちてしまいます。
また、食材を詰め込みすぎると冷気の循環が悪くなり、無駄な電力を使うことになります。頻繁なドアの開閉や、熱いものを冷まさずにそのまま入れる行為も、庫内温度を上昇させ、余計な冷却運転を強いる原因です。
意外と見落としがち?テレビのつけっぱなしや待機電力

照明器具(13.4%)、テレビ(8.9%)も電力消費の多い家電です。特にテレビは、見ていないのにつけっぱなしにしてしまいがちです。
また、多くの家電製品は、電源がオフの状態でもコンセントに接続されているだけで「待機電力」を消費しています。リモコン操作やタイマー機能を維持するために常に電力が使われており、この待気電力が家庭の総消費電力に占める割合は、決して無視できません。
使わない家電の主電源をオフにする、プラグを抜くといった小さな習慣が節約につながります。
古い家電を使い続けていると電気効率が悪い

家電製品の省エネ技術は年々進化しています。もし10年以上前の古いエアコンや冷蔵庫を使い続けている場合、それが電気代高騰の原因かもしれません。
例えば、最新のエアコンは10年前のモデルと比較して約15%、冷蔵庫に至っては約28%〜35%も省エネ性能が向上しているとされています。古い家電は、同じ性能を発揮するためにより多くの電力を必要とするため、結果的に電気代が高くなってしまうのです。
契約している電力会社の料金プランが合っていない

2016年の電力小売自由化以降、私たちはライフスタイルに合わせて電力会社や料金プランを自由に選べるようになりました。
しかし、自分の生活パターンに合わないプランを契約していると、知らず知らずのうちに損をしている可能性があります。
例えば、日中ほとんど家にいないにもかかわらず昼間の電気代が安いプランを契約していたり、逆に夜型の生活なのに夜間の割引がないプランを選んでいたりするケースです。
また、一人暮らしには過剰なアンペア数で契約していると、それだけで基本料金が高くなってしまいます。
【最重要】エアコンの電気代を劇的に節約する10の裏ワザ

電気代高騰の最大の原因であるエアコン。その使い方を少し見直すだけで、電気代は劇的に安くなります。
今日からすぐに実践できる、効果絶大な10の節約術をご紹介します。
エアコンの電気代を一番節約する方法は「自動運転」です

エアコンの運転モードで最も効率的なのは「自動運転」です。自動運転モードは、部屋が冷えるまでは強風で一気に温度を下げ、その後は微風で室温をキープするように、最も消費電力が少なくなるよう賢く運転を調整してくれます。
自分で弱風に設定するよりも、結果的に電気代を安く抑えることができるのです。暑いからといって風量を「強」にするよりも、まずは「自動運転」に設定することをおすすめします。
「つけっぱなし」と「こまめに消す」はどっちがお得?滞在時間で判断しよう

エアコンのオンオフ問題は多くの人が悩む点ですが、答えは外出時間によって異なります。ある調査では、日中(9時〜18時)において、35分以内の短い外出であれば、電源を「つけっぱなし」にした方が、こまめにオンオフするよりも電気代が安くなるという結果が出ています。
これは、電源を入れるたびに大きな電力を消費するのを避けるためです。少しの買い物やゴミ出し程度ならつけっぱなし、1時間以上の外出ならオフにする、というように使い分けるのが賢い選択です。
設定温度は28度を目安に!1度の違いで約13%の節約効果

環境省は、夏の冷房時の室温として28℃を推奨しています。設定温度を1℃上げるだけで、消費電力を約13%も削減できるとされています。
これは年間に換算すると約940円もの節約に繋がります。暑いと感じる場合は、温度を下げる前に後述するサーキュレーターの併用などを試してみましょう。無理のない範囲で、設定温度を28℃に近づける意識を持つことが大切です。
風向きは「上向きor水平」で、サーキュレーターと併用するのが最強

冷たい空気は下に溜まる性質があります。そのため、エアコンの風向きは「上向き」または「水平」に設定するのが正解です。天井に沿って冷たい空気を送り出すことで、部屋全体に効率良く行き渡らせることができます。
さらに、扇風機やサーキュレーターを併用し、エアコンと対角線上に置いて天井に向けて風を送ると、室内の空気が循環し、温度ムラがなくなります。
これにより、エアコンの設定温度を必要以上に下げなくても快適に過ごせ、大きな節電効果が期待できます。
2週間に1回のフィルター掃除で、年間約990円の節約に

エアコンのフィルターがホコリで目詰まりしていると、空気を吸い込む力が弱まり、部屋を冷やすためにより多くの電力が必要になります。
資源エネルギー庁のデータによると、フィルターを月に1〜2回清掃するだけで、年間で約31.95kWhの省エネ、電気代にして約990円もの節約につながるとされています。
掃除は簡単で、フィルターを取り外してホコリを掃除機で吸い取り、水洗いするだけです。この一手間が、冷房効率を維持し、無駄な電気代を防ぎます。
室外機の周りを整理し、日差しを避けるだけで効率アップ

見落としがちなのが室外機の存在です。室外機は、室内の熱を外に逃がす重要な役割を担っています。そのため、室外機の吹き出し口の前に物を置くと、熱の放出が妨げられ、冷房効率が低下してしまいます。
また、室外機自体が直射日光に当たって高温になると、熱交換の効率が悪くなります。室外機の周りは常に整理し、すだれや専用のカバーなどで日陰を作ってあげるだけでも、余分な電力消費を抑えることができます。
遮光カーテンや断熱シートで窓からの熱をシャットアウト

夏場、室内の温度が上がる大きな原因は、窓から差し込む日差しです。遮熱効果のあるカーテンやブラインドを利用して、日中の直射日光を防ぐだけで、室温の上昇を大幅に抑えることができます。
また、窓に直接貼るタイプの断熱シートも効果的です。これらは外からの熱を遮断するだけでなく、室内の冷気を外に逃がさない効果もあるため、エアコンの効きが良くなり、冷房の負担を軽減してくれます。
タイマー機能(おやすみ・おはよう)を使いこなす

多くのエアコンにはタイマー機能が搭載されています。これを活用しない手はありません。
例えば、就寝時に「おやすみタイマー」を2〜3時間後に設定すれば、寝付いた後のつけっぱなしを防げます。
また、起床時間に合わせて「おはようタイマー」を設定しておけば、暑さで目覚めることなく、快適な朝を迎えることができます。自分の生活リズムに合わせてタイマーを使いこなすことで、無駄な運転時間をなくし、賢く節電できます。
日中はすだれやグリーンカーテンを活用する

遮光カーテンだけでなく、日本の昔ながらの知恵である「すだれ」や、植物を育てる「グリーンカーテン」も、日差しを和らげるのに非常に効果的です。
これらは窓の外側に設置することで、日差しが窓ガラスに当たる前に遮ってくれるため、室内への熱の侵入を根本から防ぐことができます。見た目にも涼しげで、インテリアの一部として楽しみながら節電に取り組める方法です。
10年以上前のエアコンなら、省エネモデルへの買い替えが最も効果的

これまで紹介した節約術を実践しても電気代が高い場合、エアコン自体の寿命が原因かもしれません。
前述の通り、最新の省エネ家電は非常に効率が良く、10年以上前の古いモデルと比較すると、消費電力が大幅に削減されています。
初期費用はかかりますが、毎月の電気代が安くなることで、数年で元が取れるケースも少なくありません。長期的な視点で見れば、省エネモデルへの買い替えが最も効果的な節約術と言えるでしょう。
エアコン以外も!今日からできる電気代の節約術

夏の電気代節約は、エアコン対策だけではありません。
日常生活で使う他の家電製品にも、節約のヒントはたくさん隠されています。少しの工夫で、さらなる電気代削減を目指しましょう。
冷蔵庫:設定を「強」から「中」へ、扉の開閉は素早く
冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」に変えるだけで、年間で約1,913円も節約できるというデータがあります。
また、扉を開けている時間を20秒から10秒に短縮するだけで年間約189円、庫内に食品を詰め込みすぎないようにするだけで年間約1,359円の節約効果が見込めます。食材を取り出す際は、まとめて一度で済ませるように心がけ、無駄な開閉を減らすことが重要です。
照明:使わない部屋の電気は消す、LED電球に交換する
照明器具も消費電力の多い家電です。使っていない部屋の電気はこまめに消すことを徹底しましょう。
また、もし白熱電球や蛍光ランプを使っているなら、LED電球への交換を強くおすすめします。例えば、54Wの白熱電球を7.5WのLED電球に交換した場合、年間で約2,883円もの節約になります。初期費用はかかりますが、寿命も長く、長期的に見れば非常にお得です。
テレビ:画面の明るさを調整し、見ない時は主電源からオフ
テレビの画面の明るさを少し下げるだけでも、消費電力を抑えることができます。
また、リモコンで電源をオフにするだけでなく、見終わったら本体の主電源を切るか、節電タップを利用して電源を元から断つようにしましょう。これにより、無駄な待機電力の消費を防ぐことができます。
炊飯器・電気ポット:長時間の保温機能は使わない
炊飯器や電気ポットの保温機能は、意外と多くの電力を消費します。ご飯は炊きあがったら小分けにして冷凍し、食べる都度電子レンジで温める方が、長時間保温し続けるよりも電気代を節約できます。お湯も、使うたびに電気ケトルで沸かす方が効率的です。
ライフスタイルを見直す:日中は涼しい場所で過ごす工夫
近年はテレワークの普及により、日中の在宅時間が増えた人も多いでしょう。一日中家でエアコンを稼働させるのではなく、時には図書館やカフェなど、涼しくて快適な公共施設や商業施設を利用するのも一つの手です。
気分転換にもなり、自宅の電気代を効果的に節約することができます。
【最終手段】今の電気代がまだ高いなら、電力会社のプランを見直そう

あらゆる節約術を試しても、まだ電気代が高いと感じるなら、契約そのものを見直す時期かもしれません。電力自由化によって生まれた多様な選択肢を検討してみましょう。
あなたの生活に合った料金プランは?電力会社の乗り換えシミュレーション
現在契約している電力会社や料金プランが、本当にあなたのライフスタイルに最適か確認してみましょう。多くの電力会社のウェブサイトには、無料で利用できる「料金シミュレーション」機能があります。
毎月の検針票に記載されている情報(契約アンペア、使用電力量など)を入力するだけで、乗り換えた場合にどれくらい電気代が安くなるかを簡単に試算できます。複数の会社を比較検討し、最もお得なプランを見つけましょう。
日中の電気代が安いプラン、夜間の電気代が安いプランとは?
電力会社の料金プランには様々な種類があります。
例えば、日中に在宅していることが多いテレワーカーなら、昼間の電力量料金単価が安く設定されているプランがお得です。
逆に、日中は外出していて夜間に電気を多く使うライフスタイルの人であれば、「夜トクプラン」のように夜間の料金が割安になるプランを選ぶことで、洗濯や家事を夜間に集中させるなどして、効率的に電気代を節約できます。

アンペア(契約容量)は適切ですか?基本料金を見直す方法
電気料金は、毎月固定でかかる「基本料金」と、使用量に応じて変動する「電力量料金」で構成されています。
この基本料金は、契約しているアンペア(A)数によって決まります。一度に多くの家電を使わない一人暮らしの場合、30Aや40Aといった大きな契約は過剰である可能性があります。
一般的な一人暮らしであれば20Aや30Aで十分な場合が多く、契約アンペア数を下げるだけで、毎月の基本料金を確実に安くすることができます。
まとめ:無理なく賢く、一人暮らしの夏の電気代を節約しよう

ここまで、一人暮らしの夏の電気代を節約するための様々な方法をご紹介しました。最後に、重要なポイントを振り返ります。
【チェックリスト】この記事を読んだらすぐに実践できる節約アクション
まずは、一番効果の大きいエアコンの使い方から見直してみましょう。フィルターを掃除し、運転モードを「自動」に設定、室温の目安は28℃です。そして、サーキュレーターを併用して室内の空気を循環させてみてください。
次に、冷蔵庫の設定を「中」にし、無駄な開閉を減らすことを意識します。使っていない部屋の照明を消し、見ていないテレビは主電源からオフにすることも忘れないでください。これらの小さな積み重ねが、月々の電気代に大きな差を生み出します。
節約は大切!でも熱中症には要注意。健康を最優先に考えましょう
電気代の節約は非常に重要ですが、それ以上に大切なのはあなたの健康です。
夏の厳しい暑さの中、電気代を気にするあまりエアコンの使用を我慢し、熱中症になってしまっては元も子もありません。
今回ご紹介した節約術は、快適さを損なわずに賢く支出を抑えるための方法です。無理のない範囲で実践し、健康で快適な夏を過ごしてください。
【参考情報】
【免責事項】
本記事で紹介している節約術は、効果を保証するものではありません。
電気料金の削減額は、お使いの家電製品や電力契約、生活スタイルによって変動します。
健康を最優先し、無理な節電は行わないようご注意ください。
本記事に掲載されている画像は、あくまで説明のためのイメージです。
細部や状況が実際と異なることがありますので、ご留意ください。
コメントを残す