松本明子の副業レンタカー屋はどこ?儲からないのに続ける理由はなぜ?

松本明子の副業レンタカー屋はどこ?儲からないのに続ける理由はなぜ?
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タレントの松本明子さん(59)が、テレビでの「バラドル」や「芸能界きっての倹約家」としての一面とは別に、「店主」としてのもう一つの顔で輝きを放っています。

彼女が情熱を注いでいるのは、軽キャンピングカー専門のレンタカー店です。

この事業は、松本明子さん自身の「節約魂」と、人を楽しませたいという「サービス精神」が複雑に絡み合い、融合したものです。

しかし、この副業は、松本明子さん本人が「なかなか儲からないですね」と苦笑いするほど、経営的にはシビアな側面も持っています。では、なぜ彼女は採算が厳しいと分かっていながら、この事業を続けるのでしょうか。

松本明子の副業レンタカー屋はどこ?

松本明子さんの副業レンタカー屋は、東京・杉並区に実在します。まず、最も重要な最新情報として、この事業は2025年6月2日に大きな転機を迎えました。

以前は「バンライフレンタカー」というフランチャイズに加盟して「東京杉並店」として運営されていましたが、この日をもってフランチャイズから独立。

「アムズレンタカー」として、新たなスタートを切ったことが発表されています。

「アムズ」とは、松本明子さん自身が代表を務める個人事務所「有限会社オフィスアムズ」の名前に由来します。つまり、この独立は、彼女の事業が単なる趣味の延長から、本格的に「自社事業」として舵を切ったことを意味します。

「なかなか儲からない」と公言しながらも、フランチャイズの看板を下ろしてリスクを取る「独立」を選んだことは、彼女がこの事業にいかに本気であるかの表れです。

詳細は「アムズレンタカー」の公式サイトでも確認でき、独立に関するお知らせや、記事で触れられている「Bug-truck (バグトラ)」や「ブギーライダー」といった具体的な車種、料金体系も明記されています。

(参考リンク) :松本明子のレンタカーオフィスアムズ(公式サイト)

店舗の具体的な所在地は「東京都杉並区方南2-5-11 方南町プラザ107」で、地下鉄丸ノ内線「方南町駅」の2番出口から徒歩約3分という、方南銀座商店街の中にあります。

この杉並区方南町という立地は、タレント仲間であるヒロシさんのアドバイスがきっかけでした。

当初、松本明子さんは山に近い甲府や松本での開業を考えていましたが、「都民がアクセスしやすい場所がおすすめ」という助言を受け、新宿に近いこの場所を「アムズレンタカー」の拠点として決定しました。高い家賃を避ける「堅実さ」と、利用客の利便性を考える「戦略」が両立した、彼女らしい選択です。

アムズレンタカーは、4台の軽キャンピングカーで運営されています。主力車種は、ダイハツのハイゼットジャンボやスズキのキャリーといった軽トラックをベースにした「Bug-truck (バグトラ)」や、レトロな外観が特徴的な「ブギーライダー 」です。

料金は「1日3,773円~」という、大手レンタカー会社の軽自動車の価格を参考にした戦略的な設定になっています。

松本明子が副業を始めたきっかけは「登山の節約」だった?

2021年3月に始まったこの事業ですが、そもそも、なぜ松本明子さんはレンタカー屋を始めようと思ったのでしょうか。その原点は、意外にも「膝の痛み」と、彼女の代名詞でもある「節約」にありました。

事業の原点は、ビジネスではなく「健康」でした。約12年前、40代半ばで出演した舞台の影響で膝を痛め、「膝関節炎」と診断されます。運動不足解消のため、周囲からお金のかからない「低山ハイキング」を勧められたのが運命の出会いでした。

2019年の冬から登山を始めると、10ヶ月で20座を登破するほど夢中になり、筋肉がついたことで膝の痛みも消えたといいます。

最初は「お金をかけずにできる節約レジャーだ!」と喜んでいた松本明子さん。しかし、低山を踏破し、北アルプスのような本格的な山を目指し始めると、大きな「お金の壁」にぶつかります。

早朝から登頂アタックするためには、前日に現地入りする必要があります。その結果、「新幹線代」「前泊のためのホテル代」「登山口までのレンタカー代」が重なり、彼女の「節約魂」を揺るがす事態となったのです。

「宿泊」と「移動」を一緒にできれば、ホテル代とレンタカー代を節約できる。この、彼女の切実な悩みから生まれた「節約アイデア」こそが、軽キャンピングカー専門のレンタカー事業の原点となりました。

この「人間・松本明子」としての節約アイデアに火をつけたのが、「タレント・松本明子」としての規格外の行動力でした。理想の車「バグトラ」を見つけると、勢いで「定期預金をひとつ解約して車4台を買った」と語っています。

さらに、フランチャイズ加盟のための本部への直談判、所属事務所(ワタナベエンターテインメント)社長への副業直談判、運輸局への許可申請などを驚異的なスピードで進め、わずか半年ほどで開業にこぎつけました。

なお、レンタカー事業(正式名称:自家用自動車有償貸渡業)の開業は、国土交通省の管轄であり、道路運送法に基づき地方運輸局長の許可を得る必要があります。

(出典リンク) レンタカー事業について(国土交通省)

【なぜ?】松本明子の副業が儲からないのに続ける理由

こうしてスタートしたレンタカー事業ですが、松本明子さん自身が「経営のシビアな現実」を包み隠さず語っています。

開業から4年半を振り返り、「やっぱり…なかなかもうからないですね」「そんなに黒字にはならないですよね」と苦笑いします。

これらの発言は、デイリースポーツによる2025年11月5日のインタビュー記事で語られたもので、松本明子さんは経営のシビアさを認めつつも、「人を楽しませたい」というサービス精神が原動力であると明かしています。

(出典リンク): 松本明子“もう一つの顔” 副業はキャンピングカー専門レンタカー店の店主 「節約魂」「人を楽しませたい」が融合(デイリースポーツ)

最初の3ヶ月は「まったく予約がありませんでした」という厳しい船出でした。

儲からない理由は明確です。

第一に「固定費」。特に「都内の駐車場代」は高く、4台分の駐車代と保険代、車両の点検費用が、予約ゼロでも発生します。

第二に「季節変動」があり、春や秋は外国人旅行者も含め好調ですが、「冬場は予約が減り」ます。

では、なぜ黒字にならないとわかっていながら、時間と労力を注ぎ続けるのでしょうか。その問いに対し、松本明子さんは経営の厳しさを語った直後、「でも、本当に楽しいんですよ」と笑顔で答えています。

彼女にとっての「利益」は、お金ではありませんでした。それは「お客さんの笑顔」と「直接的な感謝」です。テレビの仕事がない日は、自ら車の点検や清掃を行い、利用客を見送るという松本明子さん。

お客さんが喜んで帰ってきて、「楽しかった~!」と声をかけてくれること、そして「松本さん、お土産買ってきたよ~」とサツマイモやキノコを渡してくれる瞬間が「本当にうれしくて」たまらないと言います。

松本明子さんは、この副業と本業(芸能活動)の間に、「芸能の仕事も、お客さま商売も同じ。喜ぶ顔を見たいというのが、元気の原動力」という明確な共通点を見出しています。

このレンタカー事業は、彼女にとって「お金儲けの副業」ではなく、彼女のアイデンティティである「サービス精神」を、よりダイレクトに実現するための「もう一つの本業」なのです。

この事業が成立している背景には、四半世紀以上も彼女の運転手を務めてきた廣田芳直さんの存在も欠かせません。

「レンタカー事業部長」という肩書を持つ廣田芳直さんが現場の実務を取り仕切る、この二人三脚の信頼関係があるからこそ、松本明子さんは安心して「人を楽しませる」ことに集中できるのです。

世間の反応やコメントは?

松本明子さんが店主として自ら接客することもある「アムズレンタカー」。利用客の反応は、世代によって真っ二つに分かれるといいます。

40代から60代のお客さんは、当然、松本明子さんをタレントとして認識しており、出発前に記念写真を求め喜んでくれるそうです。

一方で、10代や20代の学生さんたちの中には松本明子さんを知らない世代も多く、対応しているのが本人だと気づかないことも。「『家に帰っておばあちゃんに聞いてみます』なんて言われたり(笑)」というエピソードもあるほどです。

この事実は、若い世代が「松本明子」というネームバリューに関係なく、純粋に「軽キャンピングカー」という商品・サービスに魅力を感じて予約していることの証明でもあります。

また、顧客の声によってサービスは進化し続けています。「4人家族で寝たい」という声に応えて「布団セット」を導入し、「たき火がしたい」という声には「たき火セット」を導入しました。

時には、ユニークな利用客も訪れるようです。フジロックフェスティバル目当ての若者たち、イベント出店のためのクラフトビール店、引っ越し荷物を運ぶためデンマークから来た男性、さらには返却された車が「絶対焼肉をやったであろうにおい」が充満していた韓国からのキムさん、直近では「ヤギと一緒に乗りたい」という難題まで、多種多様なニーズに応えています。

インターネット上でも、この副業に対する様々なコメントが寄せられています。「実行力もあって素晴らしい」「謙虚で出しゃばらないお人柄いいですね」といった、彼女の行動力や人柄を称賛する声が目立ちます。

また、「本業がちゃんとしてる(売れてる)から出来ること」といった冷静な分析や、「運転手さんの生活を支えているという人間的な温かさを感じる」など、廣田芳直さんへの配慮を推察する声も見受けられました。

まとめ

松本明子さんの副業レンタカー屋「アムズレンタカー」は、「膝の痛み」という健康問題と、「節約魂」という彼女の切実な動機から始まりました。

2025年6月に「アムズレンタカー」として独立を果たし、新たなスタートを切った松本明子さん。彼女はインタビューの最後で、この事業が融合した「3つの大きな夢」を語っています。

一つ目は「今はバラバラの駐車場に置いている4台を、いつかまとめて置ける事務所を持つのが夢ですね」という、固定費削減にもつながる堅実な夢。

二つ目は「地球に優しいEVのキャンピングカーも扱ってみたい」という、時代を見据えた夢。

そして三つ目は「今度はステージ付きのレンタカーを作って、不作の仲間たちと全国を旅しながら歌いたいですね!」という、タレントとしての本業と完璧に融合した、彼女にしか描けない未来図です。

「儲からない」にもかかわらず、彼女が走り続ける原動力は、ただ一つ。「お客さんの喜ぶ顔が見たい」。そのシンプルな思いが、松本明子さんのエンジンを全開にさせているのです。

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