2025年11月8日、ミスマガジン2023グランプリであり、女優として活動していた今森茉耶さん(19)が、20歳未満での飲酒行為が発覚したとして、所属事務所「seju」とのマネジメント契約を解除されたことが発表されました。
今森茉耶さんは、放送中の特撮ドラマ『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』にも主要キャストとして出演中であり、番組降板も決定。
次世代ヒロインと目されていた今森茉耶さんの電撃的な契約解除と飲酒の事実は、各方面に深刻な影響を及ぼしています。
この記事では、今回の契約解除の直接的な理由である未成年飲酒の詳細、所属事務所や番組制作側の公式発表、そして契約解除の背景にあるとされる疑惑、今後の活動や『ゴジュウジャー』の放送に与える影響について、時系列と公表された情報を基に詳細に解説します。
今森茉耶、未成年飲酒で契約解除。事務所sejuが公式発表
今回の事態は、所属事務所による「契約解除」という最も重い処分によって公になりました。
今森茉耶さんの19歳という年齢での飲酒は、法律に触れる行為であると同時に、事務所との信頼関係を根本から揺るがす「重大な契約違反」と判断されました。
契約解除はいつ発表された?
今森茉耶さんの契約解除が発表されたのは、2025年11月8日です。
森香澄さんや、なえなのさんらも所属する芸能事務所「seju」は、同日に公式サイトを更新しました。
その中で、今森茉YAさんとのマネジメント契約を同日付で解除したことを正式に報告しています。
この発表と同時に、事務所公式サイトの今森茉耶さんのプロフィールページは削除され、公式SNSも非公開の状態へと変更されるなど、迅速で徹底した対応が取られました。
契約解除の理由は「20歳未満の飲酒行為」
事務所が明らかにした契約解除の理由は、今森茉耶さんの「20歳未満の飲酒行為」です。
日本の法律では20歳未満の者の飲酒は固く禁じられており、今回の行動はこの法律に抵触するものです。
事務所の発表文によれば、「20歳未満でありながら飲酒行為を行っていた事実が確認されました」と明記されており、事実確認が完了した上での処分であったことが分かります。
所属事務所sejuの発表内容「重大な契約違反」詳細
所属事務所sejuが発表したコメントの全文からは、事務所側がこの事態を極めて重く受け止めている姿勢がうかがえます。
事務所は、今森茉耶さんの未成年飲酒の事実を確認した後、「弊社は当該行為が重大な契約違反に該当すると判断し、慎重に協議を重ねた結果、本日付で今森茉耶とのマネジメント契約を解除いたしました」と、契約解除に至った経緯を説明しました。
活動自粛や謹慎といった形ではなく「契約解除」という処分が下された背景には、行為の違法性に加え、事務所との信頼関係が修復不可能なほど損なわれたという経営判断があったものと見られます。
加えて、事務所は関係者やファンへの謝罪を表明し、今後は所属タレントへのコンプライアンス教育や管理体制の強化に努めるとしています。
契約解除の背景:9月の「戦隊内不倫」報道との関連は?
今回、未成年飲酒という違法行為に対し、即座に「契約解除」という非常に重い処分が下された背景について、単に飲酒問題だけが理由ではないのではないか、という見方も浮上しています。
2025年9月に報じられた不倫疑惑(スーツアクター浅井宏輔)とは
飲酒発覚の約2ヶ月前となる2025年9月、『週刊文春』が今森茉耶さんに関するスキャンダルを報じていました。
その内容は、『ゴジュウジャー』の撮影現場における「戦隊内不倫」疑惑でした。報道によれば、当時19歳の今森茉耶さんと、番組で主人公・ゴジュウウルフのスーツアクターを務めていた当時41歳の既婚者・浅井宏輔さんとの不倫関係が報じられました。
さらに同誌は続報として、今森茉耶さんが浅井宏輔さんと交際しつつ、同時に年代別日本代表にも選ばれた19歳のプロサッカー選手・道脇豊さんとも交際していたとする「二股疑惑」も報じています。
今回の飲酒発覚と不倫報道は関係あるのか
所属事務所sejuの公式発表において、契約解除の理由はあくまで「20歳未満の飲酒行為」のみであり、9月の不倫・二股疑惑報道については一切言及されていません。したがって、公式な処分理由は飲酒問題だけです。
しかし、事態の経過を分析すると、この二つの出来事が無関係とは考えにくい側面も浮かび上がります。9月の不倫報道は、週刊誌による「疑惑」の段階であり、事務所が「契約違反」として公に処分を下すには根拠が弱かった可能性があります。
その一方で、多くの子どもたちが視聴する番組の出演者としては致命的なイメージダウンであり、この時点で事務所や番組側から今森茉耶さんに対して、厳重な注意や指導が行われたことは想像に難くありません。
こうした状況下で、報道からわずか2ヶ月後に、今度は「未成年飲酒」という明確な法律違反、かつ契約違反の事実が発覚しました。事務所の立場からすれば、度重なるコンプライアンス意識の欠如であり、もはや擁護しきれない「最後の一線」を越えたと判断した可能性は高いです。
9月の報道で損なわれた信頼関係が回復しないうちに、決定的な違法行為が重なったことが、「謹慎」ではなく「即時契約解除」という最も厳しい結末につながったと考えるのが自然な流れかもしれません。
今森茉耶とは誰?プロフィールと経歴まとめ
今回、契約解除という事態に至った今森茉耶さんは、どのような経歴を歩んできたのでしょうか。その歩みは、スターダムを急速に駆け上がった「シンデレラーストーリー」そのものでした。
今森茉耶の年齢(19歳)・出身地・経歴一覧
今森茉耶さんは、2006年3月26日生まれの19歳で、宮崎県の出身です。
身長は164cm。中学時代からTikTokで動画投稿を始め、2022年10月にスカウトされて芸能界入りしました。
趣味として読書や将棋、オセロを挙げ、特技は中国語や犬の鳴きマネなど、多彩な一面も持っていました。
ミスマガジン2023グランプリとしての活動
今森茉耶さんの名が一躍全国に知れ渡ったきっかけは、2023年に開催された講談社主催の「ミスマガジン2023」です。
応募総数3,204名の中から見事グランプリに選出され、一気に注目を集めました。九州地方出身者のグランプリ受賞は12年ぶりという快挙でもありました。
グランプリ受賞後は、数々の雑誌で表紙や巻頭グラビアを飾り、2024年8月にはファースト写真集『恋がはじまる』を発売するなど、グラビアアイドルとして「次世代ヒロイン」の筆頭と目されていました。
TikTokerから女優デビューまで
今森茉耶さんの経歴は、TikTokerから女優への華麗なる転身が特徴です。2022年10月にスカウトされ、2023年3月にはグラビアデビュー。
同年8月にはミスマガジングランプリを獲得すると、2024年には映画『こころのふた~雪ふるまちで~』で女優デビューを果たします。
そして2025年2月、スーパー戦隊シリーズ第49作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』のメインキャストに抜擢されました。芸能界入りからわずか2年あまりで、歴史ある特撮ドラマの「シリーズ史上初の女性ブラック戦士」という重要な役どころを射止めたのです。
しかし、この急速な上昇気流は、9月の不倫疑惑報道、そして今回の未成年飲酒による契約解除という、あまりにも突然の結末を迎えることになりました。
今森茉耶本人の反応は?謝罪コメントを発表
契約解除と番組降板の発表を受け、今森茉耶さん本人も自身のSNSを通じて謝罪の意を表明しました。
本人の謝罪コメント全文(インスタグラム)
今森茉耶さんは2025年11月8日、自身のインスタグラムアカウント(現在は非公開)にて謝罪文を掲載しました。その内容において、今森茉耶さんはまず「このたびは、私の軽率な行動により、多くの方々にご迷惑とご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。
続けて、未成年飲酒の事実を認め、自身の行為を「社会人として、また一人の人間として非常に恥ずべき行為であり、どのような理由であっても許されるものではありません」と強く断じました。
そして「自分の行動の重大さを痛感し、深く反省しております」と反省の弁を述べ、ファンや関係者、共演者へも「多大なるご迷惑をおかけしましたことを、改めてお詫び申し上げます」と謝罪を重ねています。
最後は「信頼を裏切ってしまったことを重く受け止め、二度とこのようなことを起こさぬよう、誠実に生き方を見つめ直してまいります」という言葉で結ばれていました。
SNSアカウントの状況(非公開アカウントに変更)
前述の通り、今森茉耶さんのインスタグラムやTikTokなどの公式SNSアカウントは、事務所からの発表とほぼ同時にすべて「非公開アカウント」に変更されました。
これは、謝罪の声明を最後の発信とし、これ以上の事態の拡散や、ファンからのコメントによるさらなる「炎上」を防ぐための措置と見られます。事実上、今森茉耶さんからの情報発信は完全に停止した状態です。
今後の活動はどうなる?引退の可能性は?
所属事務所から「契約解除」という最も重い処分を受けた今森茉耶さんは、事実上の引退状態に追い込まれました。
今後の芸能活動の再開は、極めて困難な道のりとなります。過去には、2016年にタレントのほのかりんさんが、当時未成年でありながら飲酒が報じられたことで所属事務所との契約を解除された事例があります。
ほのかりんさんはその後、約8ヶ月の期間を経て、オーディションへの参加をきっかけに芸能活動を再開し、現在は歌手として活動しています。この先例に倣えば、今森茉耶さんも一定の反省期間を経たのち、異なる分野や小規模な舞台から再起を図る可能性はゼロではありません。
しかし、今森茉耶さんの場合は、多くの子どもが視聴するヒーロー番組のメインキャストであったという「裏切り」の側面が強く、信頼の回復にはより一層の時間と覚悟が求められることになります。
『ゴジュウジャー』はどうなる?一河角乃(ゴジュウユニコーン)役は降板
今森茉耶さんの契約解除は、即座に出演中の番組にも波及しました。特に、多くの子どもたちに夢を与える特撮ヒーロー番組への影響は甚大です。
東映が『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』降板を正式発表
所属事務所sejuの発表とほぼ同時に、番組制作元である東映も公式サイトを更新し、今森茉耶さんの降板を正式に発表しました。
今森茉耶さんは、同番組で「シリーズ史上初の女性ブラック戦士」として、一河角乃(いちかわ すみの)/ゴジュウユニコーン役という重要な役どころを演じていました。
東映は、今森茉耶さんが「20歳未満の者の飲酒の禁止に関する法律に抵触する行為を行っていた事実が判明いたしました」と報告。放送局であるテレビ朝日も、東映からの報告を受け、「事態の重大さを鑑み」降板の申し入れに同意したと説明しています。
制作、放送局、所属事務所の三者が足並みを揃えて厳格な対応を取る、異例の事態となりました。
ゴジュウユニコーン役の代役は?今後の放送はどうなる?
視聴者にとって最大の関心事は、今後の番組放送がどうなるかという点です。関係者によると、今後の放送については代役を立てることはせず、今森茉耶さんの出演シーンを可能な限りカットして放送が継続されるとのことです。
特撮番組は数ヶ月前から撮影が進められるため、すでに撮影済みのシーンも多数存在します。
しかし、番組は現在第36話(2025年10月26日放送分)を過ぎた終盤に差し掛かっており、主要キャストである今森茉耶さんの出演シーンを全てカットして物語を成立させるのは、編集上、極めて困難な作業が予想されます。
結果として、一河角乃というキャラクターが物語から不自然なかたちで退場する可能性が高く、物語の根幹にも影響を与えかねない状況です。
関連作品(映画・配信ドラマ)への影響
影響はテレビシリーズだけに留まりません。今森茉耶さんは2024年に映画デビューして以来、複数の映像作品に出演していました。
すでに公開済みの映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』(2025年7月公開)や『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』(2025年10月公開)については、今後のDVD/Blu-ray化やVOD(動画配信サービス)での取り扱いに影響が出る可能性があります。
さらに深刻なのは、2026年1月23日に公開が予定されていた映画『終点のあの子』です。
公開までわずか2ヶ月余りというタイミングでの不祥事であり、制作委員会は、出演シーンのカットや撮り直し、あるいは公開の是非そのものを含めた難しい判断を迫られることになります。



























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