2025年の秋、今放送されているスーパー戦隊シリーズ『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』で、本当にびっくりするような出来事が起きました。
メインで活躍していたキャストの一人、今森茉耶さんが、とても大切なルール違反があったとして、急遽番組を辞めることになったと発表されました。
日曜の朝、多くの子どもたちが見ている番組であり、ヒーローというお手本になるべき役だっただけに、番組を作る側はすぐに大変な判断をしなければなりませんでした。
そして、このピンチを救うために選ばれたのが、以前『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』で大人気だった女優の志田こはくさんです。
この記事を読めば、「志田こはくさんは、いつからゴジュウジャーに出るの？」という皆さんの疑問への答えはもちろん、そうなった詳しい経緯や、なぜ彼女が選ばれたのかという理由まで、公式発表に基づき詳細に解説します。
志田こはくのゴジュウジャー代役登場はいつから？
志田こはくさんが『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の本編に「一河角乃（いちかわすみの）／ゴジュウユニコーン」役として登場するのは、2025年11月30日（日）放送の第40話からとなります。
この情報は、2025年11月15日にテレビ朝日および東映の公式サイトで正式に発表されました。
何よりすごいのは、その決定から発表までの「早さ」です。 前の役者さんである今森茉耶さんが番組を降りることが発表されたのが、11月8日のことでした。そこから、たったの7日後の11月15日には、「次の役は志田こはくさんです」と公表されたんですね。
さらに、発表から約2週間後にはもうテレビに出てくる、という点もすごく大事なポイントです。
ふつう、特撮番組の撮影は、テレビで放送される日よりも、かなり早めに撮り終えているものです。11月30日に放送する分は、本当なら10月中には撮影が終わっているのが当たり前なんですね。
でも、11月8日にキャスト交代が決まったことを受けて、第40話からの「一河角乃」が出てくるシーンは、急いで撮り直しや追加での撮影が行われた可能性がとても高そうです。
この緊急の撮り直しスケジュールに志田こはくさんがすぐOKしてくれて、撮影がものすごいスピードで行われたからこそ、「第40話から出ます」とはっきり発表できた、と考えられますね。
志田こはくがゴジュウジャー代役に抜擢された経緯
今回、ふつうはあり得ないキャスト交代が起きたのは、前の役者さんの大切なルール違反がきっかけでした。
『ゴジュウジャー』が始まった時から「一河角乃／ゴジュウユニコーン」役を演じていたのは、女優の今森茉耶さん（19歳）でした。彼女には大きな期待が集まっていましたが、2025年11月8日に、状況がすっかり変わってしまいました。
所属事務所の「seju」は公式サイトで、「まだ20歳になっていないのに、お酒を飲んでいたことが分かりました」と発表しました。報道によれば、こうした行為はルールに触れるかもしれないこと、そして事務所との「大切な約束を破る」ことになると説明されたようです。
このことに対して、関係する会社は、はっきりとした対応をとりました。事務所は、発表と同じ日に今森茉耶さんとのマネジメント契約を終わりにしました。タレントさんが何か問題を起こした時は、「しばらく活動自粛」や「謹慎」となることも多いのですが、今回はすぐに「契約解除」という、とても厳しい対応がとられました。
報道では、今森さんが19歳（未成年）だったこと、そして出ていたのが子どもたちのお手本になる『スーパー戦隊シリーズ』だったことが、その理由として大きいと伝えられています。
番組を作っている東映やテレビ朝日も同じ日、この問題を重く受け止め、今森茉耶さんが番組を降りることを正式に決めました。
交代が発表された次の日、11月9日に放送された回（第39話にあたります）では、もう撮り終わっていた今森さんの出番はできるだけカットされ、変身した後の声も別の方が担当するという、急な対応がされました。
物語や関連するオモチャの戦略を考えると、「ゴジュウユニコーン」というキャラクターそのものを消すわけにはいきません。
この「空いてしまった」大切な役の場所に、急な話でもしっかり入ることができる後任として、志田こはくさんが選ばれた、というわけなんですね。
なぜ志田こはくが選出された？
では、たくさんの若い女優さんがいる中で、どうして志田こはくさんがこの大変な状況を乗り切るための「一番いい人選」として選ばれたのでしょうか。
その理由は、彼女が『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』で築き上げてきた、すごい「実績」と「安心感」にまとめることができそうです。
一番の理由は、2022年から2023年に放送された『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』で、ヒロインの「鬼頭はるか／オニシスター」役を1年間、見事にやり遂げた経験です。
『ドンブラザーズ』は最近の特撮の中でもとくに熱いファンが多い作品で、その中で実質的な主人公のような役を演じきった志田こはくさんの知名度と人気は、とても高いものがあります。
番組スタッフが求めていたのは、ただ「戦隊に出たことがある人」ではなかったようです。良くない出来事があった直後だからこそ、「この人なら絶対に大丈夫」と心から思える人が必要でした。志田こはくさんは、その「大丈夫」を、いくつかの面で示していました。
一つ目は、「演技がすぐできる（即戦力）」ことです。『ドンブラザーズ』は志田さんにとって初めてのドラマ出演でしたが、面白い演技から真剣な場面まで、ちょっと変わったお話にもしっかり対応しました。この経験が、「どんな状況でも、すぐに対応できる」という強い印象をスタッフに与えていたんですね。
二つ目、そしてこれが一番大事だったかもしれませんが、「プロとしての意識（ルールを守ること）への安心感」です。『ドンブラザーズ』に出演が決まった時、志田こはくさんは17歳で、まだ高校生でした。今回、問題になったのは19歳（未成年）のお酒でした。 志田さんは、まさにその一番気をつけないといけない時期（17歳～18歳）を、ヒーロー番組のヒロインとして、学校での勉強と大変な撮影を両立させながら、何の問題も起こさずに大きな役をやり遂げました。この事実は、彼女が「プロフェッショナルとして一番信頼できる」という、何よりのアピールになったと考えられます。
三つ目は、「ファンからの人気（安心感）」です。 キャストが良くない理由で交代すると、ふつうは番組のイメージダウンにつながってしまうかもしれません。しかし、後任が『ドンブラザーズ』のヒロインである志田こはくさんだと発表されると、SNSでは「びっくりしたけど嬉しい！」「楽しみ！」といった、喜びや期待の声があふれました。この人選は、「良くないニュース」を「あの人気キャストがサプライズで帰ってくる！」という「嬉しいニュース」に塗り替える、とても上手な危機管理（クライシス・マネジメント）でもあったと言えますね。
加えて、番組スタッフさん同士の深いつながりも、選ばれた理由かもしれません。志田さんが出ていた『ドンブラザーズ』のメイン脚本家は井上敏樹さん。
そして、今回新しく入る『ゴジュウジャー』のメイン脚本家の一人は、井上亜樹子さん。…実はこのお二人、「親子」なんです。
井上敏樹さんのユニークな脚本を（新人だったのに）1年間見事に演じきった志田さんなら、娘である井上亜樹子さんの脚本にもすぐに慣れてくれるだろう、というスタッフの皆さんの強い信頼があったのかもしれませんね。
志田こはくのプロフィールと経歴まとめ
今回、急きょ大切な役を任されることになった志田こはくさんとは、どのような方なのでしょうか。
志田こはくさんは、2004年5月25日生まれで、2025年11月の時点では21歳です。埼玉県のご出身で、所属事務所はエー・プラス。
彼女のキャリアは、まさに『ドンブラザーズ』と一緒に始まりました。
2022年、当時17歳で『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のヒロイン・鬼頭はるか／オニシスター役に選ばれ、これが初めてのドラマ出演となりました。
その後も、『私がヒモを飼うなんて』（2023年）や『最高の生徒～余命１年のラストダンス～』（2023年）、『伝説の頭 翔』（2024年）など、テレビドラマを中心に活躍を続けています。
また、志田こはくさんの安心感を高めるポイントとして、ご家族のことも挙げられます。
彼女の実のお姉さんは、同じくタレント・女優として活動する志田音々さんです。この姉妹は、すごいことに2022年から2023年にかけて、日本の有名な二大特撮ヒーロー番組でヒロイン（ヒーロー）を演じた「特撮姉妹」として知られています。
妹のこはくさんが『ドンブラザーズ』に出演していたのと同じ時期に、姉の音々さんは『仮面ライダーギーツ』で桜井沙羅／仮面ライダーハクビ役を演じていました。
姉妹そろってヒーロー番組の大役をやり遂げたという経験は、今回のようなデリケートなタイミングで新しい人を起用するにあたって、番組スタッフの皆さんにとって、とても心強い安心材料になったのではないでしょうか。
まとめ
今回の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』でのキャスト交代は、前の役者さんである今森茉耶さん（19歳）が、未成年でお酒を飲んでいたというルール違反が分かり、11月8日に番組を降りることが決まる、というとても珍しい出来事から始まりました。
この大変な状況に対して、番組スタッフはすぐに動き、わずか1週間後の11月15日には、後任として志田こはくさん（21歳）を起用することを発表しました。志田こはくさんは、11月30日放送の第40話から「一河角乃／ゴジュウユニコーン」役を引き継ぐことになります。
この早い決定ができた背景には、やはり志田こはくさんが『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』で1年間ヒロインを務め上げた経験が、一番の理由としてあったようです。
彼女の高い演技力（即戦力）、当時17歳（未成年）でありながら大役を果たしたプロとしての意識、そしてファンからのすごい人気が、大変な状況のスタッフが求める「まさにこの人！」という条件にぴったりだったんですね。
今回の志田こはくさんの起用は、ただ「いなくなった人の代わり（穴埋め）」というだけではないようです。スーパー戦隊や仮面ライダーを1年間やりきった「卒業生」が、番組がピンチになった時、いかに強力な「セーフティネット（安全網）」として機能するかを見せてくれました。
番組スタッフは、困った時に一番信頼できる「身内」とも言える卒業生にもう一度出てもらう、という、とても強いカードを切ったと言えそうです。
志田こはくさんの『ゴジュウジャー』への緊急参加は、ネガティブな話題のイメージを変え、『ドンブラザーズ』という人気作品が残した良い部分をも注ぎ込む、「ピンチをチャンスに変える」一手になったのではないでしょうか。
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