お気に入りのスニーカー、履こうと思ったら「あれ？なんだか匂うかも…」なんて経験、ありませんか。
特に雨の日やたくさん歩いた後は、気になっちゃいますよね。
あの独特の匂い、一体どこから来るんでしょう。
この記事では、スニーカーの匂いの主な原因と、お家で気軽に試せるケア方法を詳しくご紹介します。
専門的なクリーニングや治療のお話ではなく、あくまで「こんな方法がありますよ」という情報として、皆さんのスニーカーライフがもっと快適になるお手伝いができれば嬉しいです。
スニーカーの匂いの正体は？気になる原因をチェック
スニーカーから漂う嫌な匂い。
その原因を知ることが、対策への第一歩です。
実は、匂いの元は一つだけではないことが多いんですよ。
いくつかの要因が絡み合っているんです。
汗や皮脂が雑菌のエサに
まず考えられるのは、私たちの足から出る汗や皮脂です。
足の裏って、実はすごく汗をかきやすい場所なんです。
運動している時はもちろん、普段の生活でも気づかないうちに汗をかいています。
汗自体は、ほとんど匂いがないんです。
ですが、汗に含まれる水分や皮脂、古くなった角質がスニーカーの繊維に染み込むと、話は変わってきます。
これらが、雑菌たちのごちそうになってしまうんです。
特に、ジメジメして暖かい場所が大好きな雑菌にとって、履いているスニーカーの中は最高の環境。
雑菌は、汗や皮脂を分解するときに、あのツンとした酸っぱいような、嫌な匂いの元になる物質（例えばイソ吉草酸など）を作り出します。
これが、スニーカーの匂いの主な原因なんですね。
スニーカーの素材や履き方も影響する？
スニーカーの素材も、匂いの発生に関係があることがあります。
例えば、通気性が良くない合成皮革やビニール素材のものは、中に湿気がこもりやすくて、雑菌がもっと元気になってしまう可能性があります。
反対に、天然皮革やメッシュ素材みたいに、比較的風通しが良いものでも、お手入れをサボってしまうと、やっぱり匂いのリスクは高まります。
履き方も大切です。
お気に入りのスニーカーだからって、毎日連続で履いていませんか。
そうすると、スニーカーの中がしっかり乾く時間がなくて、いつもジメジメした状態が続いてしまいます。
これは雑菌にとって、とても嬉しい環境。
匂いがひどくなる大きな原因の一つです。
見落としがちな保管場所
意外と見落としがちなのが、スニーカーをしまっておく場所。
湿気が多い玄関の隅っこや、風通しの悪い下駄箱の中に長い間しまっておくと、たとえ履いていなくても雑菌がわいて、匂いが出てしまうことがあるんです。
これらの原因を頭に入れて、具体的な対策を見ていきましょう。
お家でできるスニーカー匂い対策 洗浄で根本からスッキリ
スニーカーの匂い対策で、一番基本的で効果が期待できるのは、やっぱり洗うことです。
汚れや雑菌のエサになるものを直接取り除くことで、匂いの発生を元から抑えることが期待できます。
基本的なスニーカーの洗い方講座
スニーカーを洗う前には、まず靴紐や取り外せる中敷き（インソール）を外しましょう。
これらは別々に洗うか、念入りに洗うことで、もっとキレイになりますよ。
次に、靴用のブラシや古い歯ブラシなどで、スニーカーの表面や底についた泥やホコリ、大きなゴミなどを丁寧に取ります。
洗う時は、スニーカー専用の洗剤を使うのがベストですが、なければ衣類用の中性洗剤でも大丈夫です。
ただし、素材によっては色が変わったり、傷んだりすることもあるので、目立たないところで試してから使ってくださいね。
洗剤を適量溶かしたぬるま湯にスニーカーを浸して、ブラシで優しくこすり洗いします。
特に汚れや匂いが気になる内側は、念入りに洗いましょう。
洗い終わったら、洗剤が残らないように、たっぷりの水で何度もすすぎます。
洗剤が残っていると、それが新しい汚れや匂いの原因になったり、素材を傷めたりすることがあるので、すすぎはとても大事なポイントです。
スニーカーが臭い「オキシクリーン」で話題の酸素系漂白剤活用術
最近、その洗浄力の高さで注目されているのが、酸素系漂白剤のオキシクリーン。
「スニーカー 臭い オキシクリーン」で検索する人も多いみたいで、スニーカーの消臭や除菌にも効果が期待できると言われています。
オキシクリーンは、お湯に溶かすと酸素の泡が出てきて、その力で汚れを浮かせて分解する仕組みです。
スニーカーをオキシクリーンで洗う場合、だいたい40度から60度くらいのお湯に決められた量を溶かして、そこにスニーカーを数時間つけておく方法が一般的です。
つけ置きした後は、ブラシで軽くこすり洗いして、しっかりすすぎます。
ただし、オキシクリーンには漂白効果もあるので、色柄物のスニーカーやデリケートな素材に使う時は注意が必要です。
必ず使う前に目立たないところで色落ちテストをして、使い方をよく読んでから試してください。
素材によっては変化が起きるリスクも考えて、自己責任で使うことが大切ですよ。
「スニーカーの中敷きが臭い」悩みには重点ケアを
スニーカーの匂いを何とかしたい時、中敷きの存在は無視できません。
「スニーカーの中敷きが臭い」という悩み、本当によく聞きます。
中敷きは足が直接触れる部分で、汗や皮脂を一番吸い込みやすいパーツ。
だから、スニーカー本体よりも匂いの温床になりやすいんです。
中敷きは、スニーカーを洗う時には必ず取り外して、別に丁寧に洗いましょう。
素材にもよりますが、多くの中敷きは手洗いがおすすめです。
中性洗剤を使って、指や柔らかいブラシで優しく揉み洗いします。
特に汚れがひどい時は、洗剤液にしばらくつけておくのも効果的です。
洗い終わったら、しっかりすすいで、形を整えてから陰干ししてくださいね。
もし中敷きの汚れや匂いがひどくて、洗っても良くならない時は、新しいものに交換するのも良い方法です。
最近は、消臭効果や抗菌効果がある高機能な中敷きもたくさん売っているので、考えてみるのもいいかもしれません。
お家でできるスニーカー匂い対策 乾燥が匂いを断つカギ
スニーカーを洗った後に一番大切なのは、しっかり乾かすことです。
スニーカーを乾かないと、臭いという状態は、まさに雑菌が一番喜ぶ環境を作ってしまいます。
せっかくキレイに洗っても、生乾きの状態が続けば、また雑菌がわいて、頑張りが水の泡…なんてことも。
乾燥の基本とスピードアップのコツ
スニーカーを乾かす時の基本は、風通しの良い日陰で干すことです。
直接日光に当てると、紫外線でスニーカーの素材が悪くなったり、色が変わったりする可能性があるので、避けた方が安心です。
早く乾かすためには、いくつか工夫があります。
まず、スニーカーの中に丸めた新聞紙やキッチンペーパーを詰める方法。
これらが湿気を吸ってくれるので、乾く時間を短くするのに役立ちます。
ただし、こまめに交換することが大事。
湿ったままにしておくと、逆に良くないこともあります。
靴の中に空間を作るように、シューキーパーを入れたり、割り箸などを挟んで立てかけたりするのも、風通しを良くするのに有効です。
扇風機やサーキュレーターの風を直接当てるのも、乾きを早くするのに効果的な方法の一つですよ。
市販の靴乾燥機を使うのも一つの手です。
温風で効率よく乾かせるので、特に梅雨の時期や冬みたいに、自然に乾きにくい季節には便利かもしれません。
ただし、温度が高すぎると素材を傷めることもあるので、製品の説明書に従って正しく使いましょう。
どの方法でも、スニーカーの内側まで完全に乾かすことが、匂いの再発を防ぐためには絶対必要です。
表面は乾いているように見えても、中はまだ湿っていることがあるので、時間をかけてじっくり乾かすことが重要なんですね。
お家でできるスニーカー匂い対策 日々の応急処置とこまめなケア
毎日スニーカーを洗うのは、ちょっと大変ですよね。
そこで、普段からできる応急処置やケア方法を知っておくことも、匂いをコントロールするのに役立ちます。
「スニーカーの臭い エタノール」で手軽に除菌ケア
スニーカーにエタノールという組み合わせも、手軽な匂い対策として知られています。
エタノール（アルコール）には、優れた除菌効果が期待できるので、匂いの原因になる雑菌が増えるのを抑えるのに役立つと言われています。
使い方は比較的簡単です。
市販の消毒用エタノール（アルコール濃度70～80%くらいのものが目安）をスプレーボトルに入れて、スニーカーの内側や中敷きにシュッと吹きかけます。
その後、風通しの良い場所でしっかり乾かします。
エタノールは蒸発しやすいので、比較的短い時間で乾きますが、完全に乾いてから履くようにしてくださいね。
ただし、エタノールを使う時にはいくつか注意点があります。
まず、火の近くでは絶対にダメ。
引火する危険があります。
革製品や特殊な加工がされた素材など、一部の素材は色が変わったり質感が変わったりする可能性があるので、使う前に目立たない部分で試してみるのがおすすめです。
使う時は、部屋の空気を入れ替えることも大切です。
無水エタノールは濃度が高すぎるので、消毒用エタノールを水で薄めて使うか、最初から消毒用として売られているものを選ぶのが一般的ですよ。
重曹や消臭スプレーも賢く活用
重曹も、昔から消臭アイテムとして使われてきました。
重曹には、匂いを吸い取る性質や、湿気を吸う性質があると言われています。
使い方はいくつかあって、例えば、通気性のある布袋やお茶パックなどに重曹を入れて、それをスニーカーの中に入れておくだけでも、ある程度の消臭効果が期待できます。
粉末のままスニーカーの内側に振りかけて、しばらく置いてから掃除機で吸い取るという方法もありますが、素材によっては粉が残りやすい場合もあるので注意してください。
市販の靴用消臭スプレーも、手軽な匂い対策の一つです。
色々な種類の製品があって、除菌効果もあるものや、特定の匂いに強いものなどもあります。
自分のスニーカーの素材や匂いの種類に合わせて選ぶと良いでしょう。
使う時は、製品の説明書をよく読んで、適切な距離からスプレーして、しっかり乾かすことがポイントです。
昔ながらの知恵？10円玉パワー
昔から、靴の匂い対策として10円玉を入れるという話、聞いたことありませんか。
これは、10円玉の主な材料である銅から溶け出す銅イオンに、少しですが抗菌効果があるとされているからなんです。
科学的な効果がどれくらいかはハッキリしていませんが、手軽に試せる方法の一つとして知られています。
数枚の10円玉をスニーカーの中に入れておくだけなので、試してみる価値はあるかもしれません。
ただし、効果を信じすぎず、他の対策と一緒にやるのが良いでしょう。
スニーカーの匂いを未然に防ぐために心がけたい習慣
できてしまった匂いに対処することも大切ですが、そもそも匂いを発生させないための予防策を普段から心がけることも、快適なスニーカーライフのためにはとても重要です。
靴のローテーションでしっかり休息を
一番効果的な予防策の一つは、毎日同じスニーカーを履き続けないことです。
できれば、2～3足のスニーカーを順番に履き回して、一度履いたスニーカーは最低でも1日以上休ませて、中を十分に乾かす時間を作りましょう。
これで、雑菌が増えにくい環境を保つことができます。
通気性の良い靴下選びもポイント
靴下選びも、スニーカーの匂い予防には意外と大事なんです。
湿気を吸って早く乾く素材（例えば、綿やウール、高機能な化学繊維など）の靴下を選ぶと、足の汗を上手に吸って逃がしてくれて、スニーカーの中の湿度が上がるのを抑える効果が期待できます。
ナイロンやポリエステル100%のものは、汗を吸いにくくて蒸れやすい傾向があるので、避けた方が良いかもしれません。
足そのものを清潔にキープ
当たり前のことかもしれませんが、足自体を清潔に保つことも大切です。
毎日お風呂に入る時には、足の指の間や爪の周りまで、石鹸やボディソープを使って丁寧に洗いましょう。
古い角質がたまらないように、定期的に軽石などでケアするのも良いですね。
清潔な足は、雑菌のエサを減らして、匂いが発生するリスクを低くします。
中敷きのこまめなケアと交換を忘れずに
さっきもお話ししましたが、中敷きは匂いの元になりやすいので、こまめにケアすることが大切です。
天気の良い日には、スニーカーから取り出して陰干しするだけでも、湿気を飛ばして、雑菌が増えるのを抑える効果があります。
定期的に洗ったり、古くなってきたら新しいものに交換したりすることも、匂い予防につながりますよ。
保管場所の環境にも気を配って
スニーカーをしまっておく場所の環境も、匂い予防には重要です。
湿気がこもりやすい下駄箱やクローゼットの奥などは避けて、できるだけ風通しの良い場所を選びましょう。
下駄箱には除湿剤や消臭剤を置くのも効果的です。
長い間履かないスニーカーは、買った時の箱などに入れっぱなしにしないで、時々取り出して風を通すようにすると良いでしょう。
防水スプレーの意外なメリット
防水スプレーは、主に雨や汚れからスニーカーを守るために使いますが、間接的に匂い予防に役立つこともあります。
汚れがつきにくくなることで、雑菌のエサになるものがつきにくくなり、結果として匂いの発生を抑える効果が期待できる、という考え方です。
ただし、防水スプレーの一番の目的はあくまで水をはじくことで、消臭効果を保証するものではありません。
素材によっては使えない場合もあるので、注意が必要ですよ。
色々試しても匂いが改善しない時は
これまでご紹介した色々な対策を試してみても、どうしてもスニーカーの匂いが良くならない、あるいは自分でケアするのが難しいということもあるかもしれません。
そんな時は、専門の靴クリーニングサービスを利用するのも一つの方法です。
プロの技術で、お家では落としきれない汚れや匂いも取ってくれる可能性があります。
あまりにも匂いがひどくて、素材も傷んでいるような場合は、残念ですがそのスニーカーの寿命と考えて、新しいものに買い替えることを考えるのも一つの判断です。
まとめ 日々のちょっとしたケアで快適スニーカーライフを！
スニーカーの気になる匂いは、その原因をちゃんと理解して、毎日の生活の中で適切な対策をコツコツ続けることで、多くの場合、和らげることが期待できます。
洗って根本から汚れを取ること、しっかり乾かして雑菌が増えるのを抑えること、そしてエタノールや重曹などを使った日常的なケアや予防策。
これらを上手に組み合わせて、ご自身のライフスタイルやスニーカーの素材に合った方法を見つけることが大切です。
この記事でご紹介した情報が、皆さんのスニーカーの匂いに関する悩みを少しでも軽くして、もっと快適で気持ちの良いスニーカーライフを送るためのお手伝いになれば嬉しいです。
お気に入りのスニーカーを清潔に保って、気持ちよく履き続けられるように、今日からできることから始めてみませんか。
【免責事項】
本記事に掲載されている情報は、一般的な知識や対策方法を紹介するものであり、特定製品の効果や安全性を保証するものではありません。
スニーカーの素材や状態、個人の体質によっては、紹介した方法が適さない場合もあります。
洗剤や化学薬品などを使用する際は、必ず製品の注意表示をよく読み、目立たない部分で試してから自己責任においてご使用ください。
万が一、肌に異常が出たり、スニーカーが損傷したりした場合でも、当方では一切の責任を負いかねます。
本記事に掲載されている画像は、あくまで説明のためのイメージです。細部や状況が実際と異なることがありますので、ご留意ください。
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