マツダスタジアムの空席はなぜ?広島カープの観客が減った理由を解説

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マツダスタジアムの試合中継を見て、「以前より空席が目立つ」「広島カープの観客が少なくなったのでは?」と感じた人も多いのではないでしょうか。

2026年7月14日と15日に行われたDeNA戦では、2試合続けて観客数が2万人を下回りました。

かつてはチケットの入手が難しく、「プラチナチケット」といわれたマツダスタジアムだけに、スタンドの空席が大きな話題になっています。

ただ、現在の空席は広島カープの人気低下だけで説明できるものではありません。

チームの成績不振、真夏の暑さ、平日開催、チケットを早くから販売する仕組みなど、複数の条件が重なった可能性があります。

マツダスタジアムの空席はなぜ話題?2日連続で観客2万人割れ

マツダスタジアムの空席が特に注目されたのは、2026年7月14日と15日に行われた広島対DeNA戦です。

日本野球機構の公式記録によると、7月14日の観客数は1万9004人、15日は1万8986人でした。広島カープ公式サイトによると、マツダスタジアムの最大観客定員は3万3000人です。両日とも約1万4000席分の差があり、中継映像でもスタンドの空席が目につく状態でした。

2試合連続の2万人割れは約12年ぶり

デイリースポーツは、コロナ禍の入場制限期間を除くと、マツダスタジアムで2試合連続して観客数が2万人を下回るのは、2014年7月15日と16日のDeNA戦以来、約12年ぶりだと報じています。

2026年シーズンにマツダスタジアムの観客数が2万人を下回ったのは、今回で早くも3度目です。

今季最少だった6月16日の日本ハム戦は、雨天中止による振替試合で1万7762人でした。通常の日程で行われた7月14日と15日の試合が連続で2万人を割ったことから、空席がより注目されたとみられます。

2022年以降は2万人割れ自体がなかった

デイリースポーツによると、マツダスタジアムでは2022年9月20日の中日戦を最後に、2025年まで観客数が2万人を下回る試合がありませんでした。

それが2026年は7月15日までに3試合も2万人を割っています。

満員が当たり前という印象が強かった球場だけに、「マツダスタジアムがガラガラになった」「カープのチケットが売れないのでは?」という声が出るのも、これまでとの違いが大きいためでしょう。

マツダスタジアムの空席が増えた理由は成績不振?

マツダスタジアムの空席が増えた理由として、まず考えられるのが広島カープの成績です。

優勝争いやクライマックスシリーズ進出への期待が高い時期は、平日のナイターでも観戦したい人が増えます。一方、負けが先行して上位との差が広がると、仕事や学校のある平日に球場へ向かう人は少なくなりやすいでしょう。

広島カープは5位で負け越しが続いていた

日本野球機構の公式記録によると、2026年7月15日時点の広島カープは80試合を終えて32勝44敗4分、勝率4割2分1厘でした。

順位はセ・リーグ5位で、首位の阪神とは10ゲーム差がついています。ホームでも17勝21敗1分と負け越しており、マツダスタジアムで勝利を見られる期待感が以前より弱まっていたことは否定できません。

7月15日のDeNA戦は6対4で逆転勝ちしましたが、観客がチケットを購入する段階では試合結果は分かりません。

それまでの順位や試合内容を見て、「今回はテレビで見よう」「もう少しチーム状態が上向いてから行こう」と考えたファンがいた可能性があります。

成績不振だけが原因とはいえない

広島カープが下位にいることは観客減少の一因になり得ますが、成績だけですべてを説明することはできません。

熱心なファンはチームが苦しい時期にも球場へ足を運びます。また、休日や人気カードでは、順位が低くても多くの観客が入ることがあります。

今回の2万人割れは、成績不振に加えて、猛暑や平日開催などの条件も重なった結果とみられます。

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マツダスタジアムの猛暑も観客減少の理由

マツダスタジアムは屋根で覆われたドーム球場ではなく、屋外にある球場です。

午後6時開始のナイターでも、日中に熱せられたスタンドやコンコースには暑さが残ります。小さな子供を連れた家族、高齢者、仕事を終えてから観戦する人にとって、真夏に屋外で数時間過ごす負担は小さくありません。

球団も氷のう付きチケットを販売

広島カープは2026年6月、暑さ対策に役立つ氷のうと入場券をセットにした「氷のうセット」の販売を発表しました。

対象は7月以降にマツダスタジアムで行われる14試合で、球団側も夏の観戦環境を意識した企画を用意しています。

球団が氷のう付きのチケットを用意していることからも、夏場の暑さが観戦時の負担になっていることがうかがえます。

特に平日の試合では、仕事や学校を終えた後に猛暑の屋外球場へ向かうことになるため、体調面を考えて観戦を見送る人もいたとみられます。

暑さは購入後の来場見送りにもつながる

試合のチケットを持っていても、当日の気温や体調によって来場を見送るケースがあります。

真夏の屋外球場では、チケット購入時に予想していた以上に暑くなったり、家族の体調を考えて予定を変更したりすることもあるでしょう。

この場合、座席は空いて見えますが、チケットそのものは購入済みです。

テレビ中継に空席が映ったからといって、すべてが売れ残ったチケットとは限りません。

平日開催で広島カープの観客が少なくなった?

7月14日は火曜日、15日は水曜日で、いずれも午後6時開始の平日ナイターでした。

平日の試合は、仕事や学校が終わってからマツダスタジアムへ向かうことになります。広島市内に住んでいても試合開始に間に合わない人はいますし、県内の郊外や県外から訪れるファンは帰宅時間も考えなければなりません。

平日・猛暑・成績不振が同時に重なった

広島カープがセ・リーグ3連覇を達成した時期には、平日の試合でもマツダスタジアムが満員になることがありました。

しかし、2026年7月14日と15日の試合には、次の条件が重なっています。

・火曜日と水曜日の平日開催
・夏の屋外球場でのナイター
・広島カープがセ・リーグ5位
・首位と10ゲーム差がついていた
・夏休みに入る前の時期だった

一つの理由だけで観客数が1万9000人前後まで減ったのではなく、複数の条件が観戦を迷わせたとみる方が分かりやすいでしょう。

ビジターファンも来場しにくい日程

対戦相手は横浜DeNAでした。

横浜方面から広島へ遠征する場合、平日の午後6時開始に合わせて移動し、試合後に帰宅するのは簡単ではありません。翌日も仕事や学校がある人にとっては、休日の試合より観戦のハードルが上がります。

マツダスタジアムの観客数はカープファンだけでなく、対戦相手のファンがどれだけ訪れるかによっても変わります。

カープのチケットが売れない?空席と売れ残りは同じではない

マツダスタジアムの空席を見て、「カープのチケットが売れなくなった」と感じた人もいるでしょう。

実際に以前より購入しやすい試合が増えているとみられますが、球場内の空席がすべて売れ残りとは限りません。

購入済みでも使用されなかった席が含まれている可能性があるためです。

2026年のチケットは3月1日から販売

広島カープ公式サイトによると、2026年度の公式戦入場券は3月1日午前8時から公式ホームページなどで販売が始まりました。マツダスタジアムの窓口販売は3月6日から開始されています。

7月の試合もシーズン開幕前から購入できるため、チケットを買ってから実際の試合日まで数か月空くケースがあります。

その間に仕事の予定が変わったり、体調を崩したり、想像以上の暑さになったりすれば、購入者が球場へ行けなくなることもあります。

売れ残りと購入済み未使用席の内訳は公表されていない

7月14日と15日の空席について、球団は「何席が売れ残りで、何席が購入済みの未使用席だったのか」という内訳を公表していません。

そのため、中継映像だけを見て「チケットが1万4000枚も売れ残った」と判断することはできません。

現時点で確認できるのは、実際の入場者数が1万9004人と1万8986人だったことです。チケット販売数と実際の来場者数には差が生じる場合があります。

広島カープの人気低下は本当?

観客数の推移を見ると、広島カープの主催試合は数年前より減少傾向にあります。

日本野球機構の記録では、広島の1試合平均観客数は2024年が2万9376人、2025年が2万8356人でした。

2026年は7月15日時点で2万6425人となっており、2024年から約3000人減っています。

2026年はセ・リーグで平均観客数が最も少ない

2026年7月15日時点のセ・リーグ球団別平均観客数は、阪神が4万1845人、巨人が3万8411人、中日が3万5149人、DeNAが3万2454人、ヤクルトが2万8132人、広島が2万6425人でした。

球場ごとに収容人数が異なるため、平均観客数だけで球団人気を単純に比べることはできません。

それでも、かつてチケットを取ることが難しかったマツダスタジアムで空席が目立つようになったことは、以前との変化を示しています。

主催試合の観客は100万人を超えている

一方、広島カープ公式サイトは7月14日のDeNA戦で、2026年の主催試合入場者数が100万人に到達したと発表しました。

38試合目での100万人達成であり、カープが現在も多くの観客を集めていることに変わりはありません。

そのため、広島カープの人気がなくなったというより、3連覇時代のように平日や真夏の試合まで満員になる状態ではなくなり、成績や曜日、気候によって観客数の差が出やすくなったといえます。

マツダスタジアムの空席は今後も続く?

マツダスタジアムの観客数は、今後のチーム成績や開催条件によって変わるでしょう。

広島カープが連勝して上位との差を縮めれば、クライマックスシリーズ進出への期待が高まり、観客が戻ることも考えられます。

夏休みに入り、土日や祝日の試合が増えれば、家族連れや県外からのファンも来場しやすくなります。

観客が戻るかはチームの巻き返しもポイント

ファンが球場へ行きたくなる最大のきっかけは、試合への期待感です。

若手選手の活躍、連勝、上位チームとのゲーム差縮小などがあれば、チケットの動きも変わる可能性があります。

7月15日のDeNA戦では、広島が5回に一挙5点を奪って6対4で逆転勝ちしました。こうした印象的な勝利が続けば、再び球場で応援したいと感じるファンも増えるでしょう。

暑さ対策やチケットの再流通も注目される

夏場の屋外球場では、暑さによる来場見送りをどこまで減らせるかもポイントになります。

氷のう付きチケットのような企画に加えて、日陰になる座席の案内、給水しやすい環境、暑い時期に利用しやすいサービスなどがあれば、観戦への負担を軽くできます。

また、購入後に行けなくなった人のチケットを、観戦したい人へ適正に渡せる公式リセールのような仕組みが広がれば、購入済みの座席が空くケースも減らせそうです。

マツダスタジアムの空席は成績・猛暑・平日開催が重なった可能性

マツダスタジアムで空席が目立つようになった理由は、広島カープの人気低下だけではありません。

2026年7月14日と15日のDeNA戦では、次の条件が重なっていました。

・広島カープが32勝44敗4分でセ・リーグ5位だった
・首位の阪神と10ゲーム差がついていた
・火曜日と水曜日の平日開催だった
・真夏の屋外球場で行われるナイターだった
・シーズン前に購入したチケットが使われなかった可能性がある
・ビジターファンが遠征しにくい日程だった

7月14日の観客数は1万9004人、15日は1万8986人となり、コロナ禍を除けば約12年ぶりとなる2試合連続の2万人割れを記録しました。

一方、2026年の主催試合入場者数はすでに100万人を超えています。

広島カープのファンが急にいなくなったのではなく、以前のようにどの試合でもチケットが完売する状態から、チーム成績、曜日、気候、対戦カードによって観客数が変わる状態になったことが、マツダスタジアムの空席が注目される理由といえるでしょう。

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