ヘ音記号の読み方は?ト音記号との違い・五線のドレミ早見表と覚え方

ヘ音記号の読み方とト音記号との違い、五線譜のドレミ早見表と覚え方を紹介するイラスト

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ヘ音記号の読み方で最初に覚えるのは、五線の下から4本目(第4線)が「ファ」になるということです。記号の二つの点が、そのファの線を挟んでいます。これを基準に上下の音を一つずつ数えると、すべての音符を読むことができます。

ト音記号と同じ高さの位置に音符があっても、音名は違います。ピアノの左手の譜面などで迷わないために、早見表と三つの練習ステップを整理しました。

ヘ音記号は何を示している?

ヘ音記号は、低い音を記すときによく使う音部記号です。「ヘ」は日本の音名で「ファ(F)」を意味します。二つの点に挟まれた第4線がF3(中央のドより低いファ)になる、という印です。

ピアノでは左手、チェロやトロンボーンなどの楽譜でも使われます。ただし、楽器や曲によって別の音部記号が使われることもあり、「左手なら必ずヘ音記号」という決まりではありません。

五線のドレミを下から読む早見表

五線の場所ヘ音記号での音覚えるポイント
第1線(いちばん下)ソ線の並びの出発点
第1間ラソのひとつ上
第2線シ線の2つ目
第2間ド中央のドではなく低いド
第3線レ五線の真ん中
第3間ミファのすぐ下
第4線ファ二つの点ではさまれる基準
第4間ソ基準のファのすぐ上
第5線(いちばん上)ラ五線の一番上

線だけを抜き出すと「ソ・シ・レ・ファ・ラ」、間だけなら「ラ・ド・ミ・ソ」です。これは五線を下から読んだ場合の順番です。

高さを見分ける実例:ヘ音記号の第1線「ソ」はG2、第2間「ド」はC3、第4線「ファ」はF3、五線の上の加線にある「中央のド」はC4です。同じ「ド」でもC3とC4は1オクターブ違います。鍵盤で音を探すときは、音名だけでなくオクターブも合わせて確認すると取り違えを防げます。

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3つの基準音で読み間違いを減らす

第4線のファを真っ先に見つける

ヘ音記号の二つの点が挟む線を探します。その線がファです。一つ下の間はミ、一つ上の間はソ。そこから必要な数だけ上下にたどります。

真ん中の線(第3線)のレを覚える

五線の中央の第3線はレです。中央を先に覚えると、下半分の音符も上半分の音符も、遠くから数えずに読めるようになります。

五線の外にある『中央のド』を確認する

ピアノの中央のド(C4)は、ヘ音記号では五線のすぐ上にある加線1本の上に書かれます。一方、ト音記号では五線のすぐ下の加線1本が中央のドです。上下の二段は、この同じドでつながっています。

ト音記号との違いを比べる

比べる場所ト音記号ヘ音記号
基準の線第2線がソ第4線がファ
第1線ミソ
第3線シレ
第5線ファラ
線の音(下から)ミ・ソ・シ・レ・ファソ・シ・レ・ファ・ラ
間の音(下から)ファ・ラ・ド・ミラ・ド・ミ・ソ
中央のド五線の下に加線1本五線の上に加線1本

同じ第3線でもト音記号ならシ、ヘ音記号ならレです。鍵盤上の位置も違うため、音部記号を確認せずに読み始めると音を取り違えます。ト音記号の形の由来を知りたいときは、ト音記号が「ソ」を示す理由も参考になります。

ヘ音記号の加線はどう数える?

五線の外側に短く足された線を「加線」といいます。ヘ音記号では、第1線のすぐ下の間がファ、その下の加線1本の上がミです。五線の上は第5線がラ、すぐ上の間がシ、その上の加線1本が中央のドになります。

五線の外側でも、線と間が交互に続く規則は変わりません。加線の位置を丸暗記するより、最も近い基準音から順に数えるほうが間違いを減らせます。

ピアノ初心者向けの練習3ステップ

ステップ1:線だけを5秒で読む

音符を五線の線上に置いたと想像して、下から「ソ・シ・レ・ファ・ラ」と声に出します。まず一つ飛ばしの5音だけを覚えます。

ステップ2:間の4音を読む

次は線と線の間を下から「ラ・ド・ミ・ソ」と読みます。線と間を交互に読むより、初めは別々に練習するほうが覚える量を少なくできます。

ステップ3:第4線のファから上下に数える

譜面を見たら第4線のファを探し、目的の音まで一段ずつ移動します。慣れてきたら第3線のレ、上の加線のドも目印にして、数えずに音を答える練習に切り替えましょう。

30秒の確認問題:①第1線=ソ、②第2間=ド、③第3線=レ、④第4線=ファ、⑤上の加線1本=中央のド。まず記号を見てこれら五つを即答し、次に線と間を交互に読んでみましょう。加線のドを五線内のドと混同した場合は、二つを鍵盤で弾き比べて確かめます。

シャープ・フラットが付いているときは?

まずヘ音記号で音名を読み、そのあとで調号や臨時記号の指定を適用します。例えば第4線はファですが、調号にファ♯があればファ♯として演奏します。まず音符の位置から音名を読み取り、最後に記号による半音の変化を加える、と順序を分けると混同しにくくなります。

よくある質問

ヘ音記号のドはどこにある?

五線の中にあるドは第2間の低いドです。ピアノの中央のドは五線の上に加線1本を使って表します。「ド」という音名だけで高さを決めず、位置を確認してください。

ヘ音記号をト音記号に読み替えてもよい?

音の高さを確認する学習として比較するのは役立ちます。ただし、同じ位置をそのままト音記号の音名で読むと間違うため、楽譜上で指定された音部記号に従います。

参考資料

確認日:2026年11月7日。ヤマハ・音の名前と音部記号、Solfe・音部記号と譜表、ヤマハ楽譜販売・臨時記号と調号。

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