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「ペットと一緒に引越すことになったけれど、何から準備すればいいのか分からない」
「長距離の移動で、犬や猫が体調を崩さないか心配」
このような不安を感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ペットとの引越しでは、荷造りや住所変更だけでなく、移動方法の確認、クレートへの練習、動物病院への相談、犬の登録変更など、さまざまな準備が必要です。
特に引越し当日は、作業員の出入りによる脱走や、慣れない移動環境による体調不良に注意しなければなりません。
この記事では、国内で犬や猫と引越す場合を中心に、引越し前の準備から当日の移動、必要な手続き、新居でのストレス対策まで時系列で解説します。
最後にチェックリストも掲載しているので、ペットとの引越し準備に役立ててください。
- 1 ペットとの引越しで最初に確認すること
- 2 ペットとの引越しスケジュール
- 3 【1か月前】ペットと暮らせる新居か確認する
- 4 ペットの移動方法を早めに決める
- 5 クレートやキャリーに慣らしておく
- 6 【2週間前】動物病院で健康状態を確認する
- 7 引越し当日に持ち出すペット用品
- 8 【引越し当日】最優先で脱走を防ぐ
- 9 車で移動する場合の注意点
- 10 新幹線や電車で移動する場合の注意点
- 11 飛行機で移動する場合の注意点
- 12 引越し後に必要な犬の登録変更手続き
- 13 マイクロチップの住所変更も忘れずに行う
- 14 新居では犬と猫で慣らし方を変える
- 15 引越し後に注意したいストレスのサイン
- 16 近所への挨拶は必須ではない
- 17 ペットとの引越しチェックリスト
- 18 まとめ
ペットとの引越しで最初に確認すること
ペットとの引越しが決まったら、荷造りを始める前に次の4点を確認しましょう。
- 新居で飼育できるペットの種類・頭数
- ペットを運ぶ方法
- 動物病院や薬の準備
- 引越し後に必要な手続き
特に賃貸住宅では、「ペット可」と書かれていても、犬の大きさ、猫の頭数、飼育できる種類などに条件が設けられていることがあります。
口頭の説明だけで判断せず、賃貸借契約書や管理規約を確認し、必要に応じて管理会社や大家さんから許可を得ておきましょう。
なお、この記事では国内での犬・猫の引越しを主に解説しています。海外へ犬や猫を連れて行く場合は、渡航先の入国条件に加え、日本の動物検疫所で輸出検査を受ける必要があります。国によってはワクチンや抗体検査に長期間かかるため、渡航が決まった段階で早めに確認してください。
ペットとの引越しスケジュール
ペットとの引越しでは、次のような流れで準備を進めます。
1か月以上前
- 新居のペット飼育条件を確認する
- 移動方法を決める
- クレートやキャリーに慣らす
- 引越し先の動物病院を探す
- ペット輸送業者を利用する場合は見積もりを取る
2週間前まで
- かかりつけの動物病院に相談する
- 常備薬や療法食を準備する
- 診療記録や検査結果を受け取る
- 迷子札やマイクロチップ情報を確認する
- 当日用の荷物をまとめる
引越し当日
- 搬出作業中の脱走を防ぐ
- クレートやキャリーを確実に固定する
- 温度と水分補給に注意する
- ペットの様子を定期的に確認する
引越し後
- 犬の登録事項を変更する
- マイクロチップの住所を変更する
- 新居に安心できる場所を作る
- 必要に応じて管理会社や近隣へ挨拶する
すべてを直前に行おうとすると、飼い主の慌ただしさがペットにも伝わります。できる準備から少しずつ進めることが大切です。
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【1か月前】ペットと暮らせる新居か確認する
新居がペット可物件であっても、どのようなペットでも自由に飼えるとは限りません。
ペット不可物件で許可を得ずに飼育すると、契約解除や原状回復費用につながる可能性があります。詳しくは、賃貸でペットをこっそり飼うリスクで解説しています。
契約前または入居前に、次の項目を確認しておきましょう。
- 犬・猫のどちらを飼育できるか
- 大型犬や複数飼育が可能か
- ペット飼育時の追加敷金があるか
- 共用部分での移動ルール
- 鳴き声や足音に関する規約
- ベランダや共用廊下での飼育禁止事項
ペット可であることを自己判断せず、飼育する種類や頭数を管理会社へ正確に伝えることが重要です。
新居では、玄関や窓、網戸、ベランダなどの脱走経路も確認します。猫の場合は網戸だけでは開けてしまう可能性があるため、脱走防止柵や窓用ストッパーの設置も検討しましょう。
新居に観葉植物や切り花を置く予定がある場合は、ペットに有害な種類がないかも確認してください。特に猫にとって危険な植物もあるため、詳しくは「犬や猫に危険な観葉植物と安全な対策」で紹介しています。
ペットの移動方法を早めに決める
ペットを新居まで運ぶ方法には、主に次の4つがあります。
- マイカーで運ぶ
- 新幹線や電車で移動する
- 飛行機を利用する
- ペット輸送業者やペットタクシーに依頼する
移動距離だけでなく、ペットの年齢、性格、持病、体の大きさを考慮して選びましょう。
一般的な引越し業者の荷物用トラックで、ペットを家財と一緒に運べるとは限りません。引越し業者に依頼する場合は、ペット輸送に対応しているか、提携する専門業者があるかを事前に確認してください。
ペット輸送業者を選ぶ際は、料金だけでなく、次の点も比較しましょう。
- 飼い主が同乗できるか
- 途中で水分補給や休憩ができるか
- 車内の温度管理方法
- 緊急時の対応
- クレートの条件
- キャンセルや遅延時の取り扱い
持病がある、高齢である、極端に怖がりな性格であるといった場合は、業者を決める前に獣医師へ相談することをおすすめします。
クレートやキャリーに慣らしておく
引越し当日、犬や猫はクレートやキャリーの中で長時間過ごす可能性があります。
普段ほとんど入ったことがない状態で、当日に突然閉じ込めると、強い不安やパニックにつながることがあります。
引越しが決まったら、できるだけ早くクレートやキャリーへの練習を始めましょう。
クレートに慣らす手順
最初は扉を開けたまま部屋に置き、自由に出入りできる状態にします。
中には、普段使っている毛布やタオルを入れておきましょう。おやつやお気に入りのおもちゃを使い、「クレートに入ると良いことがある」と覚えてもらいます。
慣れてきたら、次のように段階を進めます。
- 数秒だけ扉を閉める
- 閉める時間を少しずつ延ばす
- クレートを持ち上げてみる
- 車に乗せて短時間移動する
- 駅や車内の音を小さな音量で聞かせる
嫌がっている状態で無理に押し込むと、クレート自体を怖がるようになる可能性があります。焦らず、短時間の練習を繰り返しましょう。
航空会社も、ケージに慣れていないペットはストレスを感じやすいため、搭乗前から慣らしておくことを案内しています。
【2週間前】動物病院で健康状態を確認する
長距離移動の前には、かかりつけの動物病院へ相談しておくと安心です。
特に次のようなペットは、移動による負担を受けやすいため、早めに相談しましょう。
- 高齢の犬や猫
- 子犬や子猫
- 心臓や呼吸器に持病がある
- 乗り物酔いをしやすい
- 環境の変化に極端に弱い
- 過去の移動で体調を崩したことがある
乗り物酔いが心配な場合は、ペットに合った薬を処方してもらえることがあります。
ただし、人間用の酔い止めや、以前処方された残りの薬を自己判断で使用してはいけません。鎮静薬についても、必ず獣医師の指示を受けてください。
引越し先ですぐに同じ薬や療法食を入手できない可能性もあるため、必要な量を相談しておきましょう。
診療記録を受け取っておく
引越しに伴って動物病院を変更する場合は、次の情報をまとめておくと診療の引き継ぎがスムーズです。
- ワクチン接種歴
- 狂犬病予防注射の記録
- 血液検査や画像検査の結果
- 現在服用している薬
- アレルギーや過去の病気
- フードや療法食の種類
病院によっては、診療情報や検査データを新しい動物病院へ直接送ってもらえる場合もあります。
新居周辺では、通常の動物病院だけでなく、夜間や休日に対応している救急病院も探しておきましょう。
引越し当日に持ち出すペット用品
ペット用品をすべて引越しトラックに積んでしまうと、必要なときに取り出せません。
次のものは、飼い主が持つバッグや車内に分けておきましょう。
- フードと飲み水
- 食器
- 常備薬
- 診療記録
- リードやハーネス
- 迷子札
- トイレシートや猫砂
- 排泄物用の袋
- タオル
- ウェットティッシュ
- 普段使っている毛布
- 予備の首輪
- クレートを覆う薄手の布
- ペットの写真
ペットの写真は、万が一脱走した場合に、捜索や問い合わせで使用できます。全身の特徴が分かる最近の写真をスマートフォンにも保存しておきましょう。
【引越し当日】最優先で脱走を防ぐ
引越し当日は、作業員が何度も出入りし、玄関や窓が開く時間が増えます。
ペットを自由にさせたまま搬出作業をすると、驚いて外へ飛び出す危険があります。
搬出中は、次のいずれかの方法で安全を確保しましょう。
- 家族の一人が別室で見守る
- 扉の閉まる静かな部屋で待機させる
- クレートやケージに入れる
- 信頼できるペットホテルや知人に預ける
ペットホテルと自宅留守番のどちらを選ぶべきか、留守番できる時間の目安については、「ペットの留守番は何日までなら大丈夫?」で解説しています。
別室で待機させる場合は、扉に「ペットがいます・開けないでください」と張り紙をしておくと安心です。
浴室を使用する方法もありますが、洗剤、浴槽の水、温度、換気、窓の施錠を確認する必要があります。ペットにとって安全で落ち着ける部屋を優先してください。
搬入時も同様です。新居の玄関や窓が閉まっていることを確認してから、ペットをキャリーから出しましょう。
車で移動する場合の注意点
車は、周囲の乗客を気にせず、ペットの様子に合わせて休憩できるのがメリットです。
一方で、車酔い、急ブレーキ、車内温度の上昇には注意しなければなりません。
クレートを固定する
犬や猫を車内で自由にさせたり、膝の上で抱いたりするのは危険です。
急ブレーキや事故の際に投げ出されないよう、クレートをシートベルトなどで固定してください。
直射日光やエアコンの風が直接当たらない位置に置き、通気性も確保しましょう。
食事は獣医師と相談して調整する
移動前の食事については、年齢や持病、乗り物酔いの有無によって適切な量や時間が異なります。
一律に長時間絶食させるのではなく、事前に獣医師へ相談してください。
満腹状態も極端な空腹状態も体調不良につながる場合があるため、普段の様子を踏まえて調整します。航空会社も搭乗前の食事について、満腹や空腹を避け、適量を与えるよう案内しています。
定期的に様子を確認する
長距離の場合は、安全な場所に停車し、水分、呼吸、排泄、車酔いの有無を確認します。
犬を外に出す場合は、車のドアを開ける前にリードとハーネスが確実に装着されているか確認してください。
猫は慣れない場所で逃げると捕まえるのが難しいため、サービスエリアなどで安易にキャリーから出さない方が安全です。トイレを使用させる場合も、車の窓とドアをすべて閉めてから行いましょう。
短時間であっても、ペットだけを車内に残すのは避けてください。
夏の引越しでは、移動中だけでなく、新居到着後の散歩時間にも注意が必要です。路面温度や熱中症の危険については「犬の炎天下散歩が危険な理由と安全な時間帯」で詳しく解説しています。
新幹線や電車で移動する場合の注意点
JR東海では、小犬、猫などの小動物について、次の条件を満たせば有料の手回り品として持ち込めます。
- 動物専用ケースの3辺合計が120cm以内
- ケースと動物を合わせた重さが10kg以内
- ペットの全身がケースに入っている
- 駅や車内ではケースから出さない
- 手回り品料金は1個290円
布製のドッグスリングなど、形が固定されないものは、全身が入っていても利用できない場合があります。
鉄道会社によって規定が異なる可能性があるため、利用する路線の公式情報を必ず確認しましょう。
移動中のストレスを減らす方法
駅や新幹線の中には、アナウンス、走行音、人の声など、ペットが聞き慣れない音が多くあります。
キャリーの通気口をふさがないよう注意しながら、薄手のタオルで一部を覆うと、視界から入る刺激を減らせます。
飼い主の匂いが付いたタオルを中に入れておく方法もあります。
鳴いた場合でも、駅や車内でキャリーを開けてはいけません。静かな声で呼びかけるなど、ケースに入れたまま落ち着かせましょう。
混雑する時間帯を避け、乗り換えが少ない経路を選ぶことも大切です。
飛行機で移動する場合の注意点
国内線では、航空会社によってペットの取り扱いが異なります。
JALの国内線では、犬や猫などの小動物は機内へ持ち込めず、条件を満たしたうえで預け入れる形になります。JALは、ペットを預かる貨物室を客室と同じ温度・湿度になるよう管理している一方、搭載や取り降ろし時は屋外の気温の影響を受ける可能性があると説明しています。
ANAの国内線でも、条件を満たすペットケージで預ける必要があります。ケージには、ペットが立つ、座る、寝る、方向転換できる大きさや、通気性、耐水性などの条件があります。
短頭種は航空会社ごとに条件が異なる
パグ、フレンチブルドッグ、ブルドッグ、シーズーなどの短頭種は、暑さや呼吸への負担に注意が必要です。
ただし、預け入れできない犬種や期間は航空会社によって異なります。
JAL国内線では、ブルドッグとフレンチブルドッグを預けられないと案内しています。一方、ANAでは対象となる短頭犬種について、5月1日から10月31日まで預け入れを中止しています。
「短頭種だから飛行機を利用できない」「冬なら必ず利用できる」と自己判断せず、犬種名、利用日、機材、ケージの大きさを航空会社へ伝えて確認しましょう。
飛行機での移動は、音、暗さ、気圧、温度変化など、日常とは大きく異なる環境になります。高齢、持病がある、過去に飛行機で体調を崩したことがある場合は、ほかの移動手段も検討してください。
引越し後に必要な犬の登録変更手続き
犬の飼い主は、狂犬病予防法に基づく登録情報を変更する必要があります。
異なる市区町村へ引越した場合は、通常、旧住所の自治体で犬専用の転出届を出すのではなく、新しい住所の自治体で登録事項の変更を行います。
登録済みの犬を連れて別の自治体へ転出した場合は、転入先の市区町村で手続きをするよう案内している自治体もあります。
手続き期限は、原則として犬の所在地が変わってから30日以内です。
一般的には、次のものを求められることがあります。
- 旧住所の自治体から交付された犬鑑札
- 犬の登録番号が分かるもの
- 狂犬病予防注射済票
- 飼い主の本人確認書類
旧自治体の鑑札を提出すると、新しい自治体の鑑札と無料で交換される場合があります。ただし、必要書類や申請方法は自治体によって異なるため、転入先の公式サイトを確認してください。
マイクロチップの住所変更も忘れずに行う
マイクロチップを装着し、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」に登録している場合は、飼い主の住所、電話番号、犬猫の所在地などを変更します。
引越しによる住所変更は、所有者自体が変わる「所有者の変更登録」ではありません。
「登録事項の確認・変更」から手続きを行いましょう。引越しによる住所や電話番号などの登録事項変更には、手数料はかかりません。
元記事にあった「住所変更に数百円程度の手数料がかかる」という説明は誤解を招くため、削除した方が適切です。
登録証明書に記載された情報が分からない場合は、環境省の登録サイトで手続き方法を確認してください。
犬の登録手続きが不要になる場合もある
自治体が狂犬病予防法のマイクロチップ特例制度に参加しており、マイクロチップが鑑札とみなされている犬については、環境省の登録サイトで情報を変更することで、自治体窓口への届出が不要になる場合があります。
ただし、すべての自治体で同じ扱いになるわけではありません。
新住所の自治体が特例制度に参加しているか、窓口での手続きが別に必要かを確認しましょう。
新居では犬と猫で慣らし方を変える
犬と猫では、環境の変化に対する反応が異なります。
共通して大切なのは、以前の家で使っていたベッド、毛布、食器、トイレなどをすぐに使える状態にすることです。
引越しを機にすべて新品へ交換するよりも、慣れた匂いが残るものを一部持ち込んだ方が安心しやすくなります。
犬の場合
犬は、新居でも散歩、食事、睡眠などの生活リズムをなるべく変えないことが大切です。
到着直後から家中を自由に歩かせるのではなく、まずは落ち着ける場所を決めます。
散歩は最初から遠くへ行かず、家の周辺を短時間歩くことから始めましょう。迷子を防ぐため、リードやハーネスの緩みも確認してください。
新しい道や聞き慣れない音を怖がり、散歩中に動かなくなる犬もいます。無理にリードを引っ張らず、「犬が散歩中に立ち止まる理由と正しい対処法」を確認しながら少しずつ慣らしましょう。
猫の場合
猫は、最初から新居全体を自由にさせるよりも、静かな一室を「安心できる部屋」として用意する方法があります。
その部屋に次のものを置きましょう。
- トイレ
- 水
- フード
- ベッド
- 隠れられる箱
- 爪とぎ
- 普段使っている毛布
猫が落ち着き、自分から周囲に興味を示し始めたら、少しずつ行動範囲を広げます。
無理に抱いて各部屋を見せたり、隠れている猫を引っ張り出したりする必要はありません。
環境の変化によって一時的に粗相が増えたり、抜け毛が目立ったりすることもあります。新居を清潔に保つ方法は「ペットの抜け毛・ニオイ・粗相の掃除方法」も参考にしてください。
引越し後に注意したいストレスのサイン
引越し後は、犬や猫に次のような変化が見られることがあります。
- 食欲が落ちる
- 隠れて出てこない
- 鳴く回数が増える
- 落ち着きなく歩き回る
- トイレを失敗する
- 下痢や嘔吐をする
- 過剰に毛づくろいする
- 留守番ができなくなる
新居で猫が急に走り回る場合、単なる運動や好奇心だけでなく、不安やストレスが関係していることもあります。「猫が急に走り回る理由と注意したい病気のサイン」も確認し、ほかの異変がないか観察してください。
環境の変化によって一時的に起こることもありますが、症状が続く場合や、呼吸が苦しそう、何度も吐く、ぐったりしている、水を飲めない、排尿できないなどの異常がある場合は、早めに動物病院へ相談してください。
新居に到着した初日から長時間留守番させるのではなく、可能であれば短時間の留守番から少しずつ慣らしましょう。
近所への挨拶は必須ではない
ペットを飼っているからといって、必ず近隣住民へ挨拶しなければならないわけではありません。
建物のセキュリティや地域の慣習、管理会社の方針によって適切な対応は異なります。
マンションやアパートでは、まず管理会社や大家さんへ次の点を確認しましょう。
- 入居時の挨拶が推奨されているか
- 騒音などの相談窓口
- ペットに関する共用部分のルール
- エレベーターや廊下での移動方法
近隣へ挨拶する場合は、必要以上に詳しい個人情報を伝える必要はありません。
次のような簡潔な挨拶で十分です。
「このたび隣に引越してきました。室内で犬を1匹飼っています。環境が変わったばかりなので、最初は鳴いてしまうことがあるかもしれません。十分注意しますが、気になることがありましたら管理会社を通してお知らせください」
「必ず粗品を持参する」「向こう三軒両隣と上下の部屋すべてに挨拶する」と断定する必要はありません。
無理にペットの存在を隠すよりも、必要な範囲で配慮する姿勢を示すことが、トラブル防止につながります。
ペットとの引越しチェックリスト
引越し前
- 新居のペット飼育条件を確認した
- 管理会社や大家さんに申告した
- 移動方法を決めた
- クレートやキャリーに慣らした
- 動物病院で健康状態を確認した
- 常備薬と療法食を準備した
- 診療記録を受け取った
- 新居周辺の動物病院を探した
- 迷子札の情報を確認した
- 当日用のペット用品を分けた
引越し当日
- 首輪とハーネスを点検した
- 搬出中の待機場所を確保した
- 扉に注意書きを貼った
- クレートを固定した
- 飲み水を準備した
- 車内や待機場所の温度を確認した
- キャリーを公共交通機関内で開けなかった
- 新居の窓と玄関を閉めてからペットを出した
引越し後
- 犬の登録変更方法を自治体に確認した
- マイクロチップ情報を変更した
- ペットの安心できる場所を作った
- 以前から使っている用品を配置した
- 新しい動物病院へ診療情報を引き継いだ
- 管理会社や近隣への挨拶を検討した
- 食欲、排泄、呼吸などを観察した
まとめ
ペットとの引越しを安全に進めるためには、荷造りだけでなく、移動への練習、健康状態の確認、脱走防止、登録情報の変更まで計画的に進めることが大切です。
特に重要なポイントは次のとおりです。
- 新居のペット飼育条件を契約前に確認する
- クレートやキャリーには数週間前から慣らす
- 持病や乗り物酔いについて獣医師へ相談する
- 引越し当日は脱走防止を最優先する
- 公共交通機関や航空会社の最新ルールを確認する
- 犬の登録変更とマイクロチップの住所変更を忘れない
- 新居では犬と猫の性格に合わせて少しずつ慣らす
引越しは、ペットにとって生活環境が大きく変わる出来事です。
飼い主が早めに準備し、できるだけ普段と同じ生活リズムや匂いを残すことで、犬や猫の負担を軽減できます。
今回のチェックリストを活用しながら、大切なペットと安心して新生活をスタートさせましょう。
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